徹子の部屋 マツコ・デラックス 

 昼。家でTV。徹子の部屋マツコ・デラックス
 
 今日はこれにつきる。
 
 年末のタモリ×徹子で、徹子がマツコをタモリの家につれてってメシくったという話があり、まあ、と思っていた。
 今日の徹子の部屋はそのあたりからはじまる。
 
 でもなんか徹子は優しいのである。
 それは、ピーコさんおすぎさんが永六新世界にやってきて外山アナをかわいがるのと似ている。ピーコおすぎの二人はマツコのこともかわいがっている。かわいい後輩。
 
 おおきい靴の話になったときに、徹子が、サイズをきいておいて、海外で探してきてあげると言ったあたり、徹子の優しさは並みではない。徹子は、さらっと「女装の好きな男の人のための店」が海外にはあるはずだし、と言う。たしかに。イタリアで見たんだってさ。
 その言い方が、さらっとしており、やさしい。「ゲイに理解がある」とマツコは言っていたがその通りである。理解というか。そこにあるものとして認めるというか。
 
 そのへん。38歳という流れで、マツコ38歳に対して、徹子38歳の写真ポートレートも出てきた。仕事を休んでニューヨークに行ってたときの写真だという。おぱいがリアルに描いてあるTシャツでポーズをとっている。モノクロ写真なので本当にTシャツの胸のところを切り取ってあけてある裸のような。ドキッとした。髪型は今の徹子と同じである。
 徹子はもともと日本の最先端でもあったのだ。
 なにしろもっともユニークな教育を受けた人でもあるし。
 
 タモリにしてもマツコを気に入ったあたりが面白いと思う。タモリという人物は昔から本当に謎も含めておもしろいなあと思っているのだが、タモリもまた若いのをかわいがる人である。例としてはふかわりょう。あと岡村さん。休養中の岡村さんのところにもちゃんと見舞いにいく。
 
 岡村さんとマツコについては
http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/20101126
に詳しい。
 (「でれびのスキマ」さんの
  岡村隆史は「孤独を覚悟した人」)
 
 孤独については今日もマツコは語っていた。4年住んだ住まい(最近引っ越した)に、仕事の関係者を除くと、誰もこなかった。
 だからというわけではないが、1年に一回か二回、どうしようもない気分のときに、5合飯を炊いて卵を生で5個くらい落として、そこに岩海苔をひと瓶まるごとぶちまけて、ざっとかきまぜてそのまましゃもじで喰う。
 食い物については、鶏肉は食えるが豚・牛はだめ、その他高級海産物もだめらしい、けっこうヘルシーな食生活。血液検査などの数値も良好。
 でも将来的には「こんな体だし」たぶん健康は破たんするだろう、とも。
 でもでも、本当に健康についてなんて考えるようになったのはつい最近のこと。
 
 つい最近、やっと、こういうお仕事で徹子の部屋に出たことで、「ああ、あいつもちゃんとした人間なんだ」って認められたみたいで、本当に徹子さんには感謝してる。
 お墨付きがついた。
 
 たしかにマツコは昔はもっと怖かった。
 深夜にへんなバラエティに出てきて怖いことばかり言っていた。そのころオレはマツコのことを女だと思っていた。知らなかったから。
 
 ここの書いてあることは記憶のみに頼っているので不正確です。よろしく。
 
 まあいろいろまわってきたわけだが、人間関係というものがあり、やさしい人、そして他人を思いやる人がいる。
 孤独であっても、他人を思いやることはできる。
 
 そこで気になるのが「子供がいない・子供をつくっていない」人である。
 このエントリに登場する人はほとんど全部が子供ない人たちである。
 タモリ・徹子・ピーコ・おすぎ・岡村さん・マツコ・外山アナ。
 まあこのリストに外山さん入れなくてもいいんだけど。いやオレが好きだからさ。入れちゃった。
 
 岡村さんは本当にこのままいくんだろうか。他人事ながら、同い年として、けっこう気になっている。
 
 そして今日のマツコさんは全体としてやさしさにあふれていた。はじめから、徹子が着て出てきた服はマツコのプレゼントである。ヴィヴィアン・ウエストウッド。高いんだろうなあ。素敵な服だった。それに対して徹子も「わざわざ新しい服つくってきたのね」とマツコの服をほめていた。
 
 タモリ家にいくときに、電話で、マツコが「(自分が)女装していく?」と徹子に相談していたのも面白い話だ。そりゃしていけと徹子は言う。そもそも「女装していないあなたなんて見たことない」。
 女装してなければマツコはただの38歳のおっさんということになる。
 まあ女装だろうとなんだろうとどっちでもいいはずなんだ、本当は。
 
 最後の方で徹子がマツコのことを「イタリア絵画の美女みたい、きれい」と言う。それに対してカメラはマツコをアップにする。ちょうど背景の窓枠などがうつりこみ、絵画のような効果をあらわす。いわれてみればメイクばっちりのマツコの大きい顔は輪郭も目もくっきりとして絵画的である。そういうマダムが中世にルネサンス期にいたのだと言われたら信じてしまう。

 是非いつか、上に述べたリストの人物を集合させて、座談会をしてほしい。ラジオでもテレビでもいい。司会というかまわす役は外山アナで。となるとTBSラということになるけど。夢の企画。
 他人にやさしく、というテーゼ。ブルーハーツも言ってた。オレの父もいってたなあ。大切だ。そう思った。