仕事がつらいて何だね

文言を正確に。
朝で、しかも休日の朝である、慣例によって休日はめざめ爽やか。PCに作業やらせていて時間かかるので、その間に日記かくの巻。
愚痴と変わらないであるが、そんでも、なにか、知りたいのだ、その核に、中心に、周辺に、オレが厭な部分はどこの部分なのか、それは改善できるのか、逃げられるのか、どうなのか。

 
 日経ビジネスのサイトがメルマガ形式で送ってくるやつをみていると、好きな連載と気になるところを読んでいるのだが、Fヤマグチ氏の車連載はナンパ気取ってながら面白いなあ。
 それはさておき、「年金にも医療保険にも管理競争を」オランダ式、を読んで、面白かった。管理競争とは変な言葉であるが、国に一括で基金の管理運用を任せるのではなく国はリスク管理に回るというやりかた。オレの理解が正しければだけど。気になる方は
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20110201/218233/?P=1
をご覧ください。無料だし。
 
 そこで読んでいて思ったのだが、たしかに医療の世界はこの日本では価格競争が起こりにくい分野である。厚労省の管理する診療報酬制度によって厳密になにが何点と決められている、変えられない、しかもそのなにの方つまり行為ー医療行為であるがそれも決められている。時間と内容。
 決められているので監査があり監査員もくるし書類の厳密性も求められる。
 けっこううざいどころではない。バカ野郎ものである。
 書類のバカバカしさ。
 医療制度というものは「医師の指示のもとに」という言葉が大変に多く、医師が指示をしたということは医師が書類にそれを記入してしかも医師が継続的に下のものがちゃんとやってるか管理するということになっており。しかも継続的な部分も書類で記録しろと。
 医師がそんなになんでもするわけないじゃん。
 実際は下のものが自発的に行っているのである。
 下というと語弊があるが、管理されているという意味では下である。すべてのコメディカルがそうだ。
 医師だって管理しきれないし書類もかききれない。
  
 が、この制度は国民の金をかき集めて制度をつくりそれをもって「公平公明正大に正しく制度が運用されている」ことを前提にしているので、ある意味ではこのような管理は仕方ないことかもしれない。
 だからどの病院でも基本的なお金は同じ金額になっているのである。
 
 同じ金額でも同じサービスではないとは思うけど。
 医師の診察も、その他部分も、同じではない。
 しかし「制度を最大限に活用しよう」と思うときに、ある病院は規模が大きくて人員をたくさんやとって、それにより○○加算がつくことになりましたといって、結果として儲かる(つまりその病院を利用する人がたくさん金を払う)。
 
 このことは情報としてどのくらい開示されているのか。
 
 知ろうと思えばしることができる程度のことなのか。
 たいていの人は知ろうとも思って無い感じである。
 
 ちょっと曖昧に書いているがこの話はオレの考える興味の中心としては施設基準の話なのである。
 看護師がたくさんいて手厚い看護してるところは手厚いだろうたぶん。
 でもそれはちがう分野ではちがうのである。・・・

 こういう「制度」はオレのはるか上にあってオレが左右できない問題である。以前に上司と話し合ったこともあるのだが、基本的には「監査員などの言うそんな問題は、理想的な部分であって、実際にそんなの完全に守ってやっているところは無い」と上司は言う。これは書類の方の話だけどね。
 まあ、たしかに、管理者は上司の方であって、この上司はその発言に対しての責任をとってくれることになっていますから、いいんですけど。オレには権限も責任もありませんからね。
 
 それに対してもうひとつ、オレが厭がっていることがある、こっちはオレにちょっとだけ責任があってちょっとだけ権限があって、そのために困っていることだ。
 「ちいさい部署内での、役職手当も何もないけど、部署の代表者になっているために、部署内の人間のしていること仕事のすすめかたその他を≪管理≫しないといけない」ことである。
 管理だって。笑わせるぜ。
 でも管理は管理なのである。同じ言葉で同じ使われ方としている。
 
 こないだ日記に「若いやつは自信過剰」って書いた。
 若い奴は自信過剰で自信満々でやっているがあの自信はどこからくるのか。
 オレは常に「懐疑的な部分を相当のこしてやっていくべき」とオレ自身の仕事のすすめかたについて思っており方針として。
 仕事自体がリスクを伴うものでもあり、また、仕事のベースになっている部分も「科学的裏付け」に欠ける部分が大きい、経験でこうなってるからこうなった、ということを下敷きにしているだけだ、と思っている。つまり依って立つ基盤を疑ったまま仕事しているーーいやそれ言いすぎ、そこまでは疑ってない。
 しかし若い奴は自信もってやっている。根拠なき自信にしか見えない。
 いやそれはちょっと違う話だ。
 なんにせよ、本当は部署の中でもどうでもいい感じでそれぞれが適当にやってればいいんじゃないのと思っている。オレは管理とか全然したくないしどうでもいいと思っている。
 でもなにかをまとめないといけないのである。
 何かってなんだ。暴走を止めるのか。
 暴走ねえ。
 本当はそりゃ言葉づかいとかサービス内容とか直させたいのだ。そのサービスは違うのではないか。仕事の進め方はそうではない方が全体の公益にかなうのではないか。
 まとめなくても仕事は進むのかもしれないが。
 金をもらってサービス提供していることについて、なにか、欠ける部分があったときには、埋めないといけないと思っているのである。 
 中間管理職が本当に大変だと思うのは、なにをどのように言えばその言葉が管理される側に届くのかということである。
 何を言っても奴らはきいちゃいないのである。
 
 まあ、このことはさっきの「オレと上司」の話でも同じなんだけど。オレは上司の言葉は意味内容を理解できますが、その考え方はオレにはまったく馴染みませんよと言いたくて、言わないだけだ。
 
 あれあれ、相互性?
 
 などと、オレにとって身も蓋もない結論がでてきそうになってきた休日の朝。おはようございます。そろそろ朝食にしようではないか。