よる

しかし、予定がいろいろかわり、結局行った。みた。
 秒速5センチメートル
 
 すばらしい。これこそ映画館で見ないといけない映画。音。そして画面。家庭用テレビなんかで、これがわかるものか。ブルーレイとヘッドマウントディスプレイでも追いつかないと思うぞ。
 そして。
  初見だった。こんなに有名なアニメ映画なのに。
 
 つまりオレは何もしらないで見にいったのだ。
 もちろん第一話で盛大にふるえ、第二話でじわじわとふるえ、第三話で泣いた。
 いいオトナが、というのは嘘で、オレは全くオトナではない。責任などは負っていこうと思っており税金も払っておるが、精神的な意味で、まったくオトナなどではない、恥ずかしいものだ。
 
 また映画館でみられる機会があればぜひ見たい。
 
 もちろん絵の美しさにも震えた。北関東の、あの、なにもないところに田がある感じ。あれは、リリィ・シュシュで見させられた風景。