よる2

おちついたので、まとまったことを書きたくなる。
 
 めだかちゃん。週刊少年ジャンプ連載中の「めだかボックス」。西尾維新原作。
 申し訳ないが、作画の人の名前が覚えられない。まだ。
 
 で、西尾の書くおはなしである。今週は、「個性」。そもそもがこの漫画は個性についての話である、フラスコ計画、高校を実験場として使ってみる、人間がどのように「成長」するのかできるのか、異能の才能は伸ばせるのか、どのような才能が伸ばすに値するのか・・
 とか言っていたらいまのところ結果としてひとりの「並はずれた能」によってこの箱庭学園は支配されてしまった。
 いま、なにかが進行しているとすれば、それは生徒会長の幼なじみである人吉くんのスキルがどのように発動するのか、そして「若き才能たち」がどのように伸びていくのか。
 そんなんどうでもいいのだが、個性である、
 今回(今週)はロボットにおける個性について。
 
 本来のロボットとはコマンドを受け入れる存在であって自律的にうごくものではない。
 
 ねこに未来はない。
 
 ロボットとは人間によってつくられたモノであるから、人間によってその目的を決められているのである、人間がつくったもので決められていないものは人間(子)だけである。
 
 そこに「すべて個なるものは個であり、個であるからにはそれぞれがバラバラに個性を持っていい」とかいう奴がいるのである。
 
 ロボットにさえそういうことを言う。
 
 子ならまだしも、個である。
 
 個が好きなことをしてなんとかやっていくというストーリーは面白いが、えてしてつぶれていく。
 
 この漫画においても、あまりにも多くのキャラが粗製乱造乱発されたおかげで、読者の記憶に残るのはごく一部の者に過ぎないだろうと思われる、たとえばオレは喜界島もがなちゃんが大好きだけど多分記憶に残るのは裸エプロン大好きなあいつくらいかなあと思うのである。
 
 個性なんてもんはマヤカシだ。表面的にちょっと違っているようにみえても、ルーツはだいたいおんなじだ、大して変わらない。
 
 他人に優しくしたい、なにか、記憶に残るようなアクションを。