しんや6

延々と9年かけた少年誌連載と1巻でおわった連載をのせるのはどうなのか、
と思えるところもあるけれども。
 
 魔法の力(人間には為し得ない力)をつかって人間のために何ができるのか、’(自分のために、人のために)。
 ということ。
 ととらえれば、この二つの作品は同じだと思うのです。
 魔法先生ネギま!
と、「わずかいっちょまえ」とは。
 
 いやかえって、ネギまがメジャー誌だったためにできなかったことがわずかの方ではできていたかもしれない。
 それは「小さいことをしたい」という気持ちだ。
 個人の、自分のためのこと。
 
 ネギまのおはなしはつまるところ大きい。個人の復讐が大きい世界の出来事と直結している、その不幸。
 
 というかそうしないと物語を大きく動かす動力にならなかった。
 
 
 大きいことはときに、枷になる。