ひる2

未来について。
 
朝、NHKで山田洋次監督(81)が新しい映画をつくる「東京家族」のの密着ドキュメンタリーを見てた。
こないだの健さんのといい、さいきんこういうのが多い。
 映画で日本映画である。
 老人が主人公といえる。
 そして老人は移動してうつくしい日本の土地にいく。今回の東京家族では主人公である「父」橋爪功は瀬戸内海の大崎上島を出て東京に行き、また戻ってくる。たいへん美しい島だ。瀬戸内海によくあるタイプのわりと急峻な島だった。
 健さんの「あなたへ」はあちこちでロケしている。平戸(長崎県)や、竹田城朝来市兵庫県)など。ロケマップがつくられるくらいだ。
http://mainichi.jp/area/hyogo/news/20120829ddlk28200393000c.html
 
で。未来について。こうした、昔からあるタイプの監督ベテランがベテラン俳優を起用して物語をつくるわけだが、どうも、なんちゅうか、過去を振り返るとか、過去について悔むとか、過去を見ているような気がした。あくまでオレの感想です。二本ともまだ見ていないが。
 
 未来について考えるのは若者の特権なのかもしれないが、
 老人が考えるときの傾向として「自分の未来」は、あまり進んで考えるトピックではないようにも思われるのだ。
 というのは老い先が短いので、もし考えるのであれば、自分のではなく、子の未来とか孫の未来なのかもしれない。
 
 という発想は失礼かもしれない。老人だが未来についてがんがん考えているよという人もいるだろう。
 
 たまたま映画監督という人はストーリーをつくるわけだが音楽家は音を奏でる。音楽には過去も未来もあまり感じられない。重要な積み重ねこそあれ、昔も今も音はある。クラシックの内容の豪華さは今も輝く。
 
 などと考えた休日。