ひる

暦物語」読了。喫茶店で読んだ。その喫茶店は窓などおおきく開放しておりまあ適度にあつくもなく寒くもなかったのだけれども蛾とかはいってきててまあいいか、である。
 暦物語。ふりかえる、というテーマだったようなのだが、正直、ネタバレしない程度に書くと、さいごのありかたがなんかどうもふにおちない、ヒキがいいのはいいことだが、これでいいのかなあ、なあ。
 西尾の、たとえば戯言シリーズにあっての赤い人の絶対性みたいな強さみたいなものが、どうも、なんか不自由というか、強さは不変であることによってかえって流れが阻害されるようなところ、だからこそいーちゃんは弱さをもってさまざまなドラマを生み出してくれたわけだが、その裏側はよくわからなくても、青い子といっしょにいろいろやったし、いろいろなことがあった、
 で、化からのシリーズであるがここにも絶対強者みたいなのが出てくるしこのこれがオレはまあ簡単に言ってすきじゃないのである。
 そういうのを出してくるとよくないと思うのだ。
 まあたかが読者であるオレはよくないもなにもどうでもいい立場なのだが。 
 でもまあたぶんもうちょっとあと1・2年でこのシリーズは完結するだろうし最後まで読むよ、アニメ化も全部するんでしょう?それにはつきあうよ。オレはオッサンから爺いへと順当に変化していくだろうし。ヒマつぶしは必要だ。結局読者のままでいくのである、読まないとは言わない。