よる4

はー「少年は荒野をめざす」が出てきた。けっして読まないが、オレはもうダメだ。この作品にどんだけイレこんだことか。いれこみ。素直さとピュアさと、それゆえのダメさと、こわれていく感じと、痛さイタさを漫画にそのまましてしまう感じと。
 
 少年は荒野をめざす(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%91%E5%B9%B4%E3%81%AF%E8%8D%92%E9%87%8E%E3%82%92%E3%82%81%E3%81%96%E3%81%99
 
 あああああ・まさにオレの高校時代そのものにかぶっているのである。おそらくオレはこれをリアルタイムでぶ〜けを毎月購読して読んでそしてコミックスを買っているのである。
 ああもうである。
  
 大人たちがつどうサロン的なものにあこがれて知性をひけらかすでもないが知性なくしては語れない会話にあこがれて美人にあこがれた。
 
 そりゃいつでも漫画喫茶でもいけば読めるのであるが時は巻き戻せないのである。ただそれだけだ。たまらんのう。そういうものがオレを形成してきたのだ。
 海棠ちゃん、なつかしい、ただひたすらに。まともな人間は決して狩野にはなれないのだ。そして少女のままで作家デビューも。できない。あんな長い髪はのばせないし。なにも。
 
 こういうノスタルジアが襲ってくるのが本当に引っ越し作業の恐怖である。恐怖としかいえない。オレはそんなにも漫画でつくられてきたのだ。そんなにも。ああああああ。 
 
 やっぱこの全6巻はとっておこう・・・・・こうして荷物が増えていくのだ・・・・・・しょうがないよ手にとってときめきがあったかというとあったんだから・・・ねえこんまり先生・・・・カレーの王子様だって出てきちゃったからしょうがないとっとくしさ・・・・あのころにどんだけオレが少女漫画に助けられていたことか。である。どういう高校生だったんだ。いや友人いたけどさ。たくさんいたけどさ。べつに孤独じゃなかったよ。たぶん。