よる

今回は大都会に旅行したので書店でゆっくり立ち読みという快楽ができてうれしかった。
立ち読みからのメモワール ・文体としての橋本治、説明、視点切り替え「街場の文体論」 ・島で本屋をやるっていうのは古書店なら可能なのかもしれない、無理かもしれない、どうかも知れないが、日販トーハンなどがともあれ配送してくれて支払いが出切ればそれできるわけで、返本とか、遠方、流通経費 
 
ってツイッタにメモっておいた。
 
いま興味があるのは思ったことを他人に伝えることと、あと東北である。
 
 「考える人」(季刊、新潮社)が「東北」をやっているのでつい買ってしまった。冒頭に池澤夏樹氏の文章がある。「歌枕」をもとめてその地に赴いた芭蕉にならっての3・11後の東北を旅する男である。
 ほとんどなにも具体的に物理的に何かをうごかしているわけではなく池澤本人がただいろいろ思いながら旅しただけのことである。なんのボランティア行為をしているわけでもなく。金をその地にちょっと落としていることはいるが。
 なんというか、ただの旅人だ。
 コミットが薄い、現地の民と。
 しかし「ジャーナリズム」なんてそんなもんだ。
 と思いつつしかしその文章を読んでいるオレがいる。
 なんか読みたいわけだ。
 そういう欲を起動するなんかがその文章にあるわけ。錬金術みたいなもんだ。
 
 録画したサイエンス・ゼロを見ている。江崎史惠アナの顔と姿と声をききたくて。そうしたらネヴァダ州でやってるバーニング・マンのイベントが出てきたりして。このイベントを日本でこれだけ詳しく報じているのは週アスひろゆきとこれくらいですよ。
 江崎アナはいつもいつでもかわいい。
 
 あと「考える人」はいろいろやっていて連載があって連載ではないがずっとやっているのもあって、養老先生はずっとそこにのっていて書いていて墓のことばかり書いている。埋葬や、身体のことである。 
 高山なおみさんのロシアの旅は延々つづく。
 あと「日本のすごい味」。いつもものすごい旨そうなものが現れる。発酵食品が多い。あと時間がかかる。今回は「しょっつる」だった。ハタハタと塩だけで漬けてできる液である。平松洋子さんである。
 
 エッセイストとして生きるというのはさぞかし大変だろう。
 売ってるんだからな。
 
 いままた録画を見ていて、又吉さんのコントとか初めてみているんだがどこが面白いのかさっぱりだ。しかしわからんもんのほうが面白いのだろうとは思う。
 
 そういう録画生活。