よる

なんにせよあれだ。また気仙沼にいかなくては。
 
列車でいくと何時間かかるのかな。・・おお、ヤフー路線はバスを使っているぞ。ほうほう。しかし長いな。
 
こころがささくれているので録画した日曜美術館を見ている。いつも癒される。静かなトーン、けば立ちのないムード。
 
仕事がきつい。オレにはきつい。喜びというかやりがいはもちろんあるが、なんというか誰にでもできる仕事ではないと思うこの仕事は。誰ができるかというと真に献身的態度があってさらにあたまのクリアなクレバーさと冷静さがあって、そんでもって愛がある人で、眼を見て人の気持ちが察知できる人である。そんなやつがいるのか。いるんだなこれが。しかしそれはオレではない。オレはもっと愚にして痴である。さらに怠惰であるし愚鈍でもある。
 事実。
 
 勿論相手であるクライアントのみなさんはそれぞれに傷を負って加齢を負っていろいろ助けを必要としている人員のみなさんであるし、こころもいろいろあるだろう。人間が死ぬまでのあいだには長い時間と苦しみがあるだろうしオレにもあるしクライアントのみなさんにもあるわけだ。仕事というのは対価が発生しているし金をはらってサービスを受けるというのがあって、金にみあったサービスか?といわれるとその価値を判断するのはあなたです。つまりクライアントのみなさんです。制度とかどうでもいい。
 しかしここに社会の仕組みがまた存在する。
 
 オレにはわからないことだらけだ。
 
 混乱している人や不穏な人を落ち着かせなだめノーマルに戻すようなテクニックなどオレはもっていない。そもそもどこがノーマルなのか。誰がノーマルなのか。わかったもんじゃない。秋は深まるばかり。