よる2

文楽「一谷ふたば軍記 熊谷陣屋の段」
でした。
 
 文楽、長いな。人間がその表現を観賞するに耐えうる長時間のリミットはどのくらいなのでしょうか。
 おまけに文楽はリズム的に「緩急」の緩がながくてなあ。オレなんか現代人なのでこの間の長さにしっくりこないというか待ってるのを疲れる感がある。時代的に昔の人はこうではなかったのでしょう、たぶん。
 
 テレビで文楽みるって本当は反則だよな。人形の大きさとか音楽のライブの響きとか、全然違うだろうに。
 
 東京ポッド許可局、ライブでみる渋谷公会堂、楽しみにしている。それまで生きていたい。8月頭である。来来月である。長いな。 
 
 ヴィンランド・サガ16巻感想。
 
 トルフィンは航海に出たものの大陸において過去との対決を強いられる。
 過去は変更できず、殺人は殺人だった。
 
 農業やるか、狩猟やるか、あるいは暴力やって殺人して収奪することで生きるか、そのくらいしか選択肢のない時代であった、あとは航海して交易商人という道もある。
 そのくらいだ。
 そんなもんだろう、人間なんて。
 
 そもそもが自分で食うものを得られない人(障害者や老人や)は普通にすぐに死んでいたのだ。たぶん障害を持って生まれた子供などはその場でシメられていただろうに。かつては。普通に。
 
 いまは「人間には尊厳と基本的人権がある」ことになっているので生まれてきたからには人権を付与されて簡単に殺されないようになっているが。
 
 殺人への対価。バランスをとること。など。漫画で学ぶ人間の社会の掟、避けて通れないルールズ。