映画みてからムービー・ウォッチメンを聴いた
宇多丸氏の指摘は的確である
ナチを扱うというのは本当に
難しいだ
気を遣うだ
でも映画です
映画はその監督がこうしたいを表す場なので
そこらの倫理観ぶったもので断罪は(そうそう)できない
オレは何か何かがありそうだと思ってみにいったんだ
もちろんスカヨハも好きだし
でもユダヤ人少女(もうあんまり少女ではなくだいたい大人)
の
顔がとてもきれいだったし
きれいなんだ
ジョジョ少年は少年で
オーディションで選ばれたという
映画ははじめてだという
映画監督やその他オーディションを行う人というのは
本当にそういう「Gifted」なものをもっている人をどうやって
嗅ぎ分けるのかねえ
まあ
それで
要は「オレの母はユダヤ人少女をかくまっていた!」モノ
なわけです
思い出すなあ「アドルフに告ぐ」
オレが滞米中だったこともあるがなんちゅうかね
社会が緊迫していることと女子をみて性欲を覚えることの
同時進行
なんかあれですよ急にはなしは変わりますが
女子にしてみれば性愛のとらえかたはぜんぜん一般男子と別で
男子なんか早々とオナニーを覚えそれからセンズリこきまくりが
あたりまえで
それはおそらくは誰でも99%くらいそうだと思う’(ほとんど例外ない)
が
女子のみなさんがどのくらいオナニーするのかといえば
自分の性器(尿道口とか)を見たことも無い人が多すぎて
それでマキタさんがびっくりしてツイートしてしまうくらい
なわけで
それでもオナニーする女子もいるし性欲の存在を
隠さずツイートする女子もたくさんいるけど(ツイッターは
そういう意味で本音にあふれた素晴らしい場所ですね)
一方で性欲ってそれなんですかとかいって鉄面皮のまま
一生を終える女子だってたくさんいるじゃないですか
年をとったらもうセックスはしないみたいなかんじで
フランス人とか死ぬまで男女ともセックスするんでしょみたいな
なんというか日本人のセックスレスにはたぶん大きい問題が
かくされていてあきらかになっていないと思うのよ
本音が
かくされている
まあそれはおいておいて
あとはメレ子氏の「友人的なフレンドリーな付き合いができていると
思っていた同僚が実は性欲をかくしもっていたガーン」
みたいなツイートもあるんだが
隠し持っていたのではなくて常にそれは存在しているんだけど
それを見せる見せないはデリケートな問題で
問題だなあ
さて映画にやっと戻るよ
ジョジョ君10歳は
エルザに恋するわけだよ
恋
するよね
かくまわれているエルザがもし醜かったら?
醜いか美しいかはどうやって決めるのでしょう
宇多丸氏もいうてたがたしかに
この映画は
ある意味でとても
ウェス・アンダーソン的です
ウェスの映画が好きな人は
すぐにわかるとおもう箱庭的な感覚である
実写で風景を撮っていてさえもそれは箱庭になる
そうなんだよ
この映画でも
ドイツ市民として堅牢な家に住んでいて
なんか
空襲と地上戦を経てさえも
ジョジョ君の家は壊れていないし
食い物に困っている様子もない
それはいいんだけどね
とにかく
なんだったんだろう
ジョジョくんは
助けられてもいる
キャプテン・Kに助けられ
同年代の友人もいる
よかったね
ネタバレ書かないつもりなのであの中盤の
ショッキングなシーンは書かないが
それでもなお母親たる
その
そのコケティッシュというべきかキュートというべきか
年とってさえもその中身にあるなにか
キラキラしたものが
あふれ出て止められないような
酒をのみ
音楽を聴き
ステップを踏む
ダンス
そう
生きている
皆死ぬまでは生きているんだ
最終盤のキャプテン・Kの演技よかったなあ
ジョジョ君を最終的に救うのは彼なんだもの
ほんとうに素晴らしい
そうだね
「スリー・ビルボード」の彼だ
映画の世界は本当に豊穣で
しかも
見てみないとわからない
見るまではわからないのだ
見るしかない
そうなんだよ
エルザ役の彼女
トーマシン・マッケンジー
(トーマサイン ってwikipediaには書いてある)
美しいわ
とても
ただ存在するだけで美しい感じ
それにしてもだよ
コミカルに描かれるドイツ人たちの言動が
ユダヤは殺されるべき
と言うわけだ
信念をもってそう思っているか表層宣伝にだまされているかは
どっちでもよくて
問題はそのとおりに行動しているわけで
だから絞首刑とかさらしもんとかするわけだ
どこのカムイ伝だよ
20世紀
ドイツでも日本でもあるいは世界の他のどこかでも
クレイジーになって
他人が他人をころすのが
当たり前にそういうことをする
ことがある
そのくらい人間は愚かだって
そういう話
ジョジョ少年は他者であるエルザと会って
それでしか成長できない
他者だけが彼を成長させる
他者だから頬を叩いてくれるのだ
ああネタバレ
ラストシーンの美しい映画としてオレにとっては
たぶん生涯ベスト10に入れていいだろう
ラストにかかるDavid Bowieの曲
死んでも彼の歌はとてもよくつかわれてとてもよく
おおきく
長く響く
独特の
彼にしか歌えない歌だ