記憶(と外気)

げつおゆに

月曜日になった

 

土日の印象

よく寝た

よく寝たことはいいことです

あの

この硬い床(に、薄マットレスと化繊敷き布団)で

熟睡できるとは

硬いのはいいことだ

堅い

 

あとはろくなことをしていないが

 

いとうせいこうが「ラブという薬」のさいごのほうで言ってたのと

日曜の午後に少し外でベンチで風を感じたの

以上2題が記憶に残っている

 

いとうせいこうのほうは

「小説というのは物語にならなくても設定や細かい状況などがそこにあるだけで」

これはオレの記憶による文なので原文とはだいぶちがうのだが

小説というのは記述だ

みたいなことを言っていて

それは無限に書くことができるし

物語のように人やなにかが

運命や出来事の起伏にあらわに揺られたり

惑わされ

考えさせられ

悩み

苦しみ

決定したり

あとに伸ばしたり

哀しみ苦しみ嫉妬切ないくるしい泣きたくなる涙をこらえる

そんなことがなくてもいいのについ物語にしちゃうと言っていた

 

外気のほう

日曜は晴れで西高東低で季節風が強く吹いていた

といっても

南からの空気があり

そんなにさむくない

快晴ではないが

晴れで

公園は

ベンチにオレしかいなくて

芝は広くひろがって

風が強く吹いて

芝はびくともしていなかった

雲だけが

上に

たくさんあり

うろこになりそこねたような

雲だった

秋は雲がいい

 

それが二題だ

 

外気を感じるのは好きなんだと思う

未来を思った

本当の冬の荒野で風に吹かれるのはさぞかし

寒かろうと

思ったり

 

あとさらに記憶でいえば

土の深夜に俺ガイル3期をみおわったわけだが

メインヒロインゆきのちゃんが

かわいいというかクソ面倒くさ可愛いのはもちろんだとしても

ゆいちゃんが

けなげヒロインでピンク髪でもとはギャル設定だったみたいだけど

けっきょく八幡にメロメロになっていくというそのゆいちゃんが

たまらんキュートで

視聴者の心の中の性欲中枢とはまたすこしズレたところの肝や核を

刺激して多くの感情が分泌される

それは過去にありえたかもしれないという妄想の種から

のびてひろがった枝と葉から花弁を咲かせたやつで

幻だけどうつくしいし甘美なかおりがするやつで

そんな元ギャルみたいな美少女まごうかたなき

オレのようなねじ曲がった存在に気が付いてくれて

さらに声までかけてくれるだけで

 

そんなぬるま湯が大好きでこれからもそこに浸かっていたいという

本音も物語には見えた

 

そう思えばYJで

「久保さんは僕を許さない」なんてのは

さらにその「僕なんかを」をもっと甚だしくしたシチュをつくって

なぜかは知らないが

久保さん(すばらしき美少女)がかまってくるという

いわゆる「からかい上手」成分と「なぜか空から落ちてくる」成分を

かけ合わせてこうなったというか

 

まあ夢だ

 

ありえない系の夢

 

漫画やアニメがそれを供給する  そんな単純なものでもないけど

 

永久に寝ていたいというのも夢