gigazineそしてキュレーションの好みや問題

我々は根本的に

「完全に自由」ではない

限られた時空間に生きている

手にはいる情報や選択肢も限られている

 

だからネットの海を泳ぐにあたって

できれば自由でいたいと思うものの

それなりの「傾向」からしか選ぶことはできない

 

せめてなにかできるだけ偏向していないところから

いきたいものだと思っている

 

偏向とは

 

知る限りの情報から判断するしかないし

 

ネットリテラシーをある程度身に着けたと思っていても

それが真性の「ある程度」である保証もない

 

だからオレの父がよろこんで反韓国ネット動画とか

みて喜んでいるのをみて笑っているわけにもいかない

 

いったいどういう誇大妄想で誰と一体化しているつもりなのだろうか

トランプの当選は濃厚だとか言ってるようなやつだから

 

まあそれはおいておいて

 

オレが昔もいまもgigazineをみてそこにあるリンクから

それなりに興味深い出来事の記事を読んでいるのは

 

それなりにそのリンクのラインナップがオレにとって

考えざるをえないような出来事のお知らせであることと

 

gigazine編集部そのものはそのリンク先の記事についての

コメントを全く出さないということによる

 

つまり態度としては「ただ紹介するだけ」である

 

それがいいのだと思う

 

たとえばこれが産経新聞や読売新聞のサイトであれば

それなりに右の意見かとも思うし

朝日毎日であれば左かとか思う

 思ってしまうのはしょうがない 

 

NYTimesやCNNやBBCやその他

ロイターやブルームバーグ

どれが信頼に足るかを考えるのは面倒だが

かといって

デイリーメールが完全に正しいとも思えない

 

UK Home | Daily Mail Online

 

ちなみにwikioedia日本版によれば

デイリーメール紙は中下流の大衆向きでやや右派寄りだそうだ

 

まあタブロイドっていうアレの歴史の

 

なんだっけ

 

たとえば「問題」について考えるときに

さいきんネットの上ではこういう問題が

あってそれについてこのように考えられるという

ようなもの2題

 

社会学叩き

「社会学叩き」についての私見 - 道徳的動物日記

ASKA問題

「おかしくなってしまったASKAがインターネットに居る」ということの闇 - Yakinik

 

こうしたような記事たちを自分だけでみつけにいくのは

なかなか大変である

 

こういうのにオレは興味があるけれど

いちいちそれを検索ワードをたてて探しに行くにも

検索結果からまた玉石混交をかいくぐっていかねばならん

時間コストが高い

 しかし

キュレーションをしてくれるところがあればそこのリンクは

そこそこ

編集者の目を通っているという点で一定のクオリティが

あるいは安心感があるのである

少なくともトンデモで下らないだけの時間の無駄

ではないことが予想されるからだ

 

そういうものをあつめて毎日更新しているという点で

しかもそれをけっこうな年月継続しているという点で

このサイトがいちおうオレにとっては信用できるものに

なっているわけだ

 

別にそれは「個人系ニュースサイト」で

みてもいいのだが

これらは昔流行ってそのうちすたれてきた

まなめさんももうやってないだろ

 

毎日やるのは仕事としてやるしかなくて

個人がやってそれの広告収入で食っていくのは

たいへんで

余技でやるもんでもないのである

 

仕事としてやることでちゃんとした広告利益を

得て

やっているのならいいのである

 

それなりはそれなりだ

 

もちろんそのリンク先は政治的に極端なのかもしれないが

 

読んだあとに選ぶことや考えることはオレがやることだから

キュレーションサイトには責任はないのである

 

あと

 はてな

などのサイトで「人気記事」があるけど

人気記事がかならずしもよく考えられているか

事実に即した記事か

倫理的なアウト項目を含んでいないか

などは人気の有無とは関係ないので

注意も必要である

 

ブックマークあつめるだけでは

考えるための材料になるいいものとは限らないのである

 

 ちきりんが毎回ぜんぶ有意義なものを書くとは限らないし

勝間氏の動画がぜんぶまともである保証もないのだ

 

まあでも世の中の流れをオレがみているかぎりでは

ますます心理学的な研究成果のことが

あちこちに氾濫しだしているような気はするね

 ヒューリスティックとか普通に使う単語じゃなくても

ひろがっていく(便利だから)

 

それにしても正しい正しくないはほんとに困難な議題だ

 

倫理学ノート」を昔に読んでまた読みたくなる

 清水幾太郎先生です