逡巡(アニメ「イジらないで、長瀞さん」感想)

なにに逡巡しているかというと

「イジらないで、長瀞さん」である

 

アニメ化おめでとうございます

 

しかしいまどきはなんでんかんでんなんでもアニメ化の時代

である

 

さて

 

なんでしょう

 

原作未読なのでそこはなんにもいえない

 

失礼な女だな

 

動機がない

 

そのように2つ思った

 

まず長瀞さんは

図書室ではじめて会った人に対して

落した漫画原稿をみて

その

内容が

主人公はセンパイを投影したものだけど

こんなセリフは童貞まるだしのセンパイが

言えるようなもんじゃねえんだよ

 

カテゴリで言えば批判をぶつけるんだが

 

言いたいことを言うというのは

人間の自由ではあるが

ここでなんで侮辱罪や名誉棄損というものがあるのかを

挙げてみれば

それは人のこころを 傷つけたり

荒したり 毀損したりするからだ

 

だからそう簡単に本音の批評を初対面の他人にぶつけることは

すべきではないと思う

 

あと

そのように批判をぶつけるということに動機がない

 

はたしてあとになって実はヒトメボレだったとか

そういう正(正負の正)の動機があって話しかけるならまだしも

 

じっさいあんな童貞まるだしのセンパイにかまうことに

メリットがないので動機が不明なのである

 

ただ他人をからかって他人がうろたえるのを見るのが好きという

人なのかもしれないが

 

そういう悪趣味

そうそれは悪趣味

 

誰もがいちばんはじめに高木さんのからかいの漫画を

思いつくだろうけどあれは正の動機があったのである

 

子づくりとかするし

 

長瀞さんがどうなのかは知らない

 

そしてさらに事態がいらつかせられるのは

こういう泣かされてばかりのセンパイの立場に

感情移入したり

センパイのように

長瀞さんから罵詈雑言かけられたいし

それでなんならエクスタシーを感じる性癖の

男性もいるとおもえるのが

ちょっと気味がわるいし

 

なんなら巨乳で有名な宇崎ちゃんだって

なんでセンパイが好きなのかはわかんないけど

好きなんだろうし

それでそのようにあるいみ盲目的に愛されている

センパイの立場を脳内で妄想してイっちゃってる男だって

たくさんいるはずなのである

 そのように消費されているとおもうとなにかこう

 腑に落ちないかんじで

そのようなアニメにかぎって

すみぺが主演声優に抜擢されるのがさもありなんというか

碧ちゃんみたいな立場になかなかならないのがすみぺなのかな

とか思ったりするのだがまあそれはそれで独自の道行で

好きなことせえやと本多先生もおっしゃっていたからいいのだと思う

たぶん