映画「まともじゃないのは君も一緒」について

というわけで楽しい映画を

みてきましたっユナイテッドシネマ稲沢

 

とおいね

 

刈谷付近までは23号バイパスで行けるがそのあといろいろ面倒

なので伊勢湾岸にのり

名二環(祝・全通)にのり

木曽川沿って北上だ

 

稲沢市

ひろいね

なんか

植木が名物なの?

 

市のサイトから

「苗の育成に適した気候と肥よくな土壌に恵まれていたことから、ここ稲沢で植木産業が発達してきました。現在は、埼玉県川口市大阪府池田市、福岡県久留米市とともに我が国四大産地の一つに数えられ、年間約1,700万本を全国各地に供給しています。」

 

へえ

川口は知ってたけど四大とはね

 

さて

 

アピタタウンというなんかこうアピタを中心につくったモールっぽい

ところの映画館です

 

窓口で映画名言って買う

 

さてもう公開からだいぶたってるからストーリーは

いいだろ

 

高校三年生の秋本香住(清原果耶)は

起業家の宮本(小泉孝太郎)のファンだった

しかし講演会の会場裏の喫煙所で

待ち伏せしてたらフィアンセの美奈子(泉里香)がいることを知る

 

だるい日常

香住は放課後に野外でお茶して友とダベっている

ある同級生?の女子が男子と付き合ってる話の噂話

その女子をなんだかブスとかくさしている友など

香住はあまり多くその話にはかかわらないようにしている

 

一方で個人授業の予備校の数学講師大野(成田凌)は

変人でちょっとADHD的な

自分の好きなことにはとことんこだわって考えたり試行錯誤したり

する能力があるが一方で社会性やコミュニケーションには

能力が乏しい男だった(だが顔はいいので女の子に

告白されたりはしていた)

 

香住は「まともなことができるようになれば結婚できるよ」と

大野を連れ出して女の子をナンパさせてみたりなど

してみるが

 

さて

 

香住は姦計をおもいつく

 

宮本のフィアンセの美奈子

この美奈子をうまくたぶらかすことができれば

宮本の結婚の話はおじゃんになるかもしれない

 

(注・映画の中ではそこまで香住が本気で姦計をめぐらしている

描写は無い)

(あくまでオレがそう見えたということです)

 

そこで顔だけはいい大野をあやつって

まずは美奈子のインスタ等々で情報をしらべて

美奈子の叔母のやっている食器店で叔母とさきに知り合いになって

それから美奈子の出先での叔母経由での接近をこころみる

 しかし叔母のところでうまくとりいることはできず

(皿をほめようとして「軽すぎず重すぎず・・よくなく悪くもなく・・・」とかわけわけらんことを言うので) 

 

どうもならんのう・・・

 

と思いつつも

 

香住は大野とともにすごす時間が長くなっていく

中で

 だんだんと素直な考えというか

大野の人品にふれて

大野からけっこう真剣に「どうすれば結婚できるのか

(まともになれるのか)たのむから協力してくれ」といわれたり

その姿が印象的だったのか

 それとも香住の選んだスーツ姿の大野がかっこよかったのか

なんだか考えこんでしまう香住

(ここで大野への興味が恋にかわりはじめた

っていう解説もあるんだがオレにはそうはみえなかったねすぐには)

 

それでいつもの自分の友がじつはただ他人の

悪口言うだけの集団だってことに

飽き足らなくなっている

根拠もなくその男子とつきあっているという女子が酒を

呑む場所に出入りしているとか噂を話している

 (このへんの前後関係の順番は記憶あいまい)

それで最初に友とダベってたときの

「つきあっている」という

その女子と男子がたまたま近くにいたので

直撃で質問しにいく

「わるい場所に出入りしてるってほんと?」

女子はその女子の親がスナック経営で

手伝っているだけだという

「なんでこの男子とつきあうことになったの?」

香住は恋のうまれる瞬間が疑問でしょうがない

(解説では香住は恋愛なんてまだうまれていっかいも

したことないということだが映画で事前情報を知らない身だと

そのことはわからず

しかし

出会いとつきあいはじめのきっかけを聞いても香住は

すごくクビをかしげているのでそこではじめて香住が

恋愛の機微というかはじまりについて何も想像が

浮かばないことがわかる)

 

なんかまた作戦で

小料理屋で宮本と美奈子とその親の三人が

夕食たべているが

先に宮本と親が出ていってしまい

美奈子が残されるという情報をききつけ

商談の約束していたけどすっぽかされた

というウソで小料理屋に入り込んで美奈子の隣に

すわる大野

(香住はスマホ経由でイヤホンで会話を外できいている)

 なぜか料理や素材の名もぜんぜんしらないことが

かえって素朴な人という印象で美奈子に気に入られる大野

 

横浜

 

帰りに少し歩きましょうとかいって

しかし一応美奈子はフィアンセがいるので

また逢いましょうは断られるのだが

キスくらいはできそうになった雰囲気

しかしそこで尾行していた香住は思わず大声をあげて邪魔してしまう

 

半ば怒りながら歩く香住と

存外にうまく会話がいって喜んでいる大野

大野は「会話の内容なんてわからなくてもいいんだよ」と

美奈子との会話のことを言う

 

また逢う方法はないだろうかと香住に相談する大野

じゃあ

ストーカーにならないように

美奈子の行く場所で偶然会ったを装えばいいと言う香住

はたして書店に美奈子はきたが

美奈子からは大野に声をかけない(すごく微妙な行動)

(ちらちらみている)

大野は香住から「先に声をかけたらだめ」と言われているが

しかし最終的に大野が声をかけてしまう

「香りがしたから」とかいって

うまいこと言うじゃん

 このあと夕ご飯の支度があるから・・・という美奈子に対して

「ごはんのしたくがおわったらこの店にいます」と

無理めの誘いをかける大野

 

なんだかうまくいきかけている大野をみていていたたまれない香住

 

近くにあったらしいあのスナックの経営している親をもつ女子の

スナックに殴りこんで

エナジードリンク10本くらいのんで

酔ったような勢いになって常連のおっさんを相手に

愚痴をぶちまける香住

自分でも大野が好きということなのかなんなのかわからない

そこにかかってくる電話

 

電話は宮本からだった

若い女子といっかいセックスしたいがために呼び出したのだった

 

それで「遅くなる」と美奈子には電話を入れており

そこで美奈子は大野のまつ店にいく「 

 

香住はだいたい宮本がさあ一発やろうというところで

現役女子高生であることを告げると

宮本は「高校生はだめだ」と急にやめる

 

ホテル前に大野をよびよせる香住

 

はたしてうまいこと

雰囲気をもって二人で

大野と美奈子がホテル前にきたところで

うまく飛び出す香住と宮本

 

美奈子からしたら「女子と浮気!」の現場を観た

ということで宮本に膝蹴りいれて

ホテルに大野とともに籠城する

戸の外からどんどん叩いている宮本

 

美奈子は「宮本と別れる」とか言い出す

そこで大野は「すみません僕もウソついてました投資会社の社員なんかじゃなくて予備校講師です」「美奈子さんに近づきたくて」という

美奈子は「職業なんかどうでもいいの」という

 

 

結局美奈子は別れると言ったけど大野に連絡してはこなかった

予備校で

一方で大野は香住に対して

「宮本と肉体関係をもったんだろう?君はただもてあそばれただけできずつけられたんだそれは許せない、君はもっと怒っていいんだ!」

とこの映画ではじめて大声で怒鳴る

 

そして宮本の公演会場にのりこむ香住と大野

 

大野は美奈子と話す時間を作る

美奈子は一生

宮本の不実をうけいれていくつもりなのか

問う

受け入れていくようだ

大野は自分からさようならという

 

香住

香住は公演中の会場に乗り込んで

マイク対決するが

結局みのまわりの人を大切にするといいと宮本に告げて

会場を去る

 

香住と大野

「森の音をききたい」という香住

大野がかつて美奈子と小料理屋で

自分語りをしていたときに

数学のことで考えすぎたときは森の音をききに

森にはいっていたと話していたからだ

 

森の奥で香住は大野に好きだという

大野ははじめから香住のことは好きだという

しかし

それは友達としてなのか恋愛感情なのか

と香住が質問しても

大野にはピンときていないようす

 

ふたりは今後も・・とにおわせながらおわり

 

ちゃんとしたストーリーは

こちら

【レポート】『まともじゃないのは君も一緒』監督&脚本家登壇の舞台挨拶付き上映会開催!まときみ裏設定を語る ―公開中 | anemo

 

なんか自分であらすじ書きだしてみるとなんか

わかるのだがこの作品はけっこうあやいうところの

バランスの上にあって

 

たとえば美奈子はけっこう大野に惹かれている感じを出していて

宮本が浮気性でウソばっかりつくこともわかっている

んだけど

 

さいごは結局まあ宮本と暮らしていくのを選ぶんだけど

 

ああそれならいいのか大野がそこで愛欲に溺れることもないので

 

オレがこの映画でよかったなと思うのは

コンパクトな流れで

香住は実際は女子仲間の中で浮いてしまうような

個性の強さをもっているんだけど

女子仲間とすごすシーンは2回しかないので

別に浮いて困ることにはならない(そこは刈り込んである)

 

香住の家とか高校シーンとかまったくないので

そこはシンプルに背景もなく

 

しかしつきあい女子のスナックシーンは最高に

清原果耶大暴れで最高である

 

大野にしてみても数学だけが好きだったけど

いまは予備校の講師ということだけで

それ以外のシーンはまったくプライベートというか

背景がない

 

美奈子と宮本も家がない

 

出てくるのは横浜の街と森(御殿場なのかな エンドロールにあった)

だけである

シンプルな映画

 

そこがいいと思う

 

つまんないことには関わらないのである

 

そういうのが好き

 

もちろん映画の中には背景がものすごく重要なものもあるさ

「あの子は貴族」なんかそれぞれのご実家がすごく

重要だし人間の厚みというか人格というかそれは血縁によって

できるものだよね

 

でもこの「まとも」は

美奈子の親でさえも話だけで実際には出てこないのよ

誰の親も実家もでてこないし

学校もでてこない

 

世界はシンプルにお話の中心の流れについてだけある

 

そういうのもいいじゃない

 

小泉孝太郎のどうしようもない人間を演じる姿がよかった

あのどうしようもなさ

兄弟が閣僚やってるけど

同様にどうしようもない人だね・・・暗澹

 

ともかくオレは清原さんの俳優としての輝きとパワーに

圧倒されたので最高でした

 

あの感じ

強く舌鋒鋭いあの感じ

素晴らしい

 

そういうのが好きなので今度は賭ケグルイ浜辺美波ちゃんを観にいきます(公開は12日から!)