「介助の仕事」ちくま新書

ほぼ読了

 

もちろんどんな人が書いてもその世界のすべてを

知り尽くしている人はいないので

偏りはいたしかたない

それでも大局をみられることは必要だ

 

最終章が2019のALS嘱託殺人についての

ことだった

ここは大事なところで実際にそのALSの当事者が

どういう人だったかどういう言動を普段からしていたか

なんてことはそうそう公開されない

それでも断片的な伝え伝わる話だけでも

 

あることはあるしそれは貴重な話である

 

ALSが脳気質に変化を与えるかどうか

暴言的ないいかたになるのは脳の変化のせいなのか

それは証明できないのでなんともいえないが

多くの介助者を使う必要があり

それぞれ

うまくいかないこともあり

暴言になってしまうこともあり

それで介助者が耐えられずころころ変わったり

新しい人にはまたどのように介助するのかを

伝えないといけないし

寿命は先がしれているし

家族がいなければなおさら

そういう神経難病の当時者がどのくらい絶望しているかそして

死こそ唯一の救いや希望

であると思うことが思ってそうなることは

実際ありうるし

当時者がどういう気持ちなのかはそれ以外の人には

ほぼ絶対的にわからない

わからないことはわからないと言うしかない

 

だから結論などは出ない

 

理屈でまとまらないのは現状のここにある事実なので

だから無理やりにでも法をつくるしかないし

今の日本の法は嘱託殺人は殺人である(免責されない)とするし

安楽死法は未だつくられていないし

真にそれが「問題のないもの」であるような条件は

つくされていない

 

犯罪であろうとなんだろうとやってしまったことは

止められない

 

でも最終的にこの本はさいごに

軽々しい暴言をSNSに吐きだす人への警告も書いてあるので

あるけど

いやいやながら書いているという感じで

たくさんの著作があるのはわかるが

わかるけど新書を

書くと決めたらいやいややっておりますのエクスキューズは

どこかにまとめて格納してほしかった

 

そういう本だった

 

(追記)

読了した

 

だいじなのは誰でも

生きてるし

生きてるということは

生きることを誰からも否定されないということなので

生きていかれないような事情があれば

社会のほうで助けるのがあたりまえ

(24時間介助を必要とするなら社会が金を出せ)

ということで

 

そこで自助とかくだらねえこと言う奴が滅びよ

ということだ

 

自助どころか歩きだってままならんときがあるし人もいるし

 

誰もが老いるし老いたら障害者だべ

それ自体が

 

難病になるのも本人のせいじゃないし

 

とにかく生かせということだ

 

それは大事

わかってねえやつがまだいるからこそ大事