映画「Dear Evan Hansen」について

シネマイレージデイで1200円にて磐田にて鑑賞

客は

平日1510で

5人かな

 

さきによかったところ

主演クラスの中で

ケイトリン・デヴァーさん

(Kaitlyn Dever)

の表情がとてもよい素敵な

くるくるかわるというか

憂いもはにかみも鮮やかに描いてくれる

好きになる

 

さて映画の内容にふみこむがもういいんだ公開している映画の

中身を書いてなぜわるいいやなら出てけほらほら

と言うわけで予告編にある分とそれ以外の分で簡単にあらすじを

 

主人公はエヴァン・ハンセンは男子高校生である

彼はナードなのか?

わからん

ともあれ対人接触が苦手で友人がいない

唯一話してくれるインド系の少年は

「友達じゃない 家族が友達」と言ってくる始末

ひそかに可愛い子(ゾーイ)のことが好きで目で追っている

ちなみにゾーイはコナーの妹

 

彼は精神科にかかっているがそこのセラピーの課題で

自分への手紙

というものを書くことになっていて

高校のPC室で打って印刷している

そこにあらわれるのが

ゴロつきというか見た目と行動だけ言うとはずれものの

すぐ怒鳴り他人に迷惑をかけたがる男コナーであった

コナーは半ば強制してハンセンの骨折してる左前腕のギブスに

自分の名を大きく書く

そしていやがらせでハンセンの書いた自分への手紙を

奪い

持ち去るそして服のポケットに入れる

 

後日

 

学校で呼び出されたハンセン

するとそこにはコナーの両親がいて

コナーが自殺したという

 

コナーの遺品としてポケットから手紙が出てきた

「これはあなた(ハンセン)への手紙でしょ?」

否定するも否定しきれないハンセン

 

ここですよここからもうダメで相手がなんかそうだと

信じたい感じの押しがあるとハンセンは事実さえも主張できない

 

そして家に食事に呼ばれる

ゾーイもいる前でハンセンは

コナーとは実は秘密の友人だったんだという捏造した嘘物語を

語ってしまう

これが諸悪の根源だった・・・・

 

という映画です

 

もともとはミュージカル

 

どうだったのかねミュージカルはコメディ要素を含んでいたのかね

笑えるところがあったのかね

知らんけど

 

映画はどうだったか

 

オレは不快だった

 

そのあとは箇条書きにする

・ハンセンはインド系の友人とともに「コナーと友人だった証拠」をさらに捏造して文書化する

・ハンセンはゾーイへの語りの中で「コナーは(生前)きみ(ゾーイ)のことは気にかけていたし愛していたよ」と語る(歌で)

 

こういうことをするのがハンセンなわけです

 

あとになってからハンセンは

「こんな素敵な家庭に近づけることが憧れでもあったので

嘘に嘘をかさねてしまった」と言うのですが

(自分の家庭が父は幼少時にコロラドへ出ていってしまい

母はシングルマザーで忙しいことを理由にしている)

 

何がどう理由であろうと

 

はじめの嘘から次の嘘とさらに次の嘘と

重ねる間に時間もあり

あるのに

反省もしないで捏造の捏造を重ねて

もっといえば人間の一番やってはいけないこととして

死者の口を騙り 彼を知らないまま彼の言っていなかったことを

あたかも「こう言っていた」と完全な嘘を実の妹に対して言うところが

許しがたいなあとくにこいつキリスト教徒だろ業火に焼かれろ

と思いました

 

なぜ嘘に嘘を重ねたのかは実際にはゾーイのことが好きというのもあるし

あとは

黒人の女子のあたまいい子がいて役名アラナ(Amandla Stenberg)

この子がちょっとだけ生前のコナーのことが気になっていて

なんかこう追悼集会をしようとか言いだすわけですね

そこでハンセンはスピーチをするわけですが

 

ここでまた失敗しそうになったギリギリのところで歌で

いやスピーチで

(ミュージカルだから歌うだけだけど)捏造したコナーとの

友情を唄うわけで

そこでの内容は「ひとりで誰にも見つけられない気持ちとはどんなものか」みたいな

ことを言うのだがそれは

ハンセン自身が木からひとりで落ちて骨折してしかも誰にもみつけてもらえない

時の気持ちというだけのことで

しかしこれが動画でSNS拡散されてバズるという最高に最悪で

気持ちわるい展開となるのだった

それで

アラナはクラファンとかはじめてしまうという

 

まあそれの御陰で最終的には

アラナは(あたまいいので)

コナーとハンセンのメールを読んでいて

友情に疑いをもちはじめるので

それを晴らそうとハンセンが

捏造の”コナーの遺書”をアラナに見せてしまい

それをアラナがクラファンの起爆剤として投稿してしまうという

もうこれキモわるゲロまずい事態となり

ゾーイの一家への中傷がきまくるのであった

 

やっとハンセンが「嘘でした」と告白するのであった

 

ここにハンセンの母の歌とか入るんだけど

それは余計じゃないか?

別にそんなに母は看護師やってるし

貧困というほどでもないし

ストーリーがないぞ?

単に有名女優をフックしたから見せ場を与えた>?

って勘ぐっちゃうぞ!?

 

まあいいとして

 

ハンセンはSNSに「うそでした」と告白動画を投稿して

それまでの一時的バズり時代の人気はあっというまに雲散霧消して

ただの無視される存在になり下がるのであった

めでたしめでたし

 

まあ

そのあとでハンセンはSNS活動して

コナーが薬物からの回復キャンプでの友人が持っていたギター唄う映像を

入手して関係者に送るという

エピソードもあるんだけど

そんなんでゾーイが許してくれるわけもなく

(なにしろぎりぎりゾーイはハンセンに好きだとかいって告白してくるからね)

 

まあそれで終わるのであった

 

嘘が拡散してひっこみがつかなくなることは怖いのだが

問題は

ハンセンはいつでもどの段階でも

ダメージがあることを承知で

「嘘でしたごめんなさい」と言うことはできるしできたんだけど

それをしなかったためにさらに傷が大きくなった

というこれはどうみてもオレからは

悲劇

に見えるのね

 

あとゾーイから見てもコナーは

迷惑で暴力をふるう兄で

欠片ほども愛されていた自覚などはなく

なのにハンセンが嘘で「愛してた」とか言うのは

本当の犯罪だと思うの

そこがオレはどうしても脚本上許せないポイントで

その一点によりオレはこういう映画が許せないのであった

 

まあそれがコナーの言葉だったよという嘘は

実際はハンセンの想いだったしそれが出ちゃったよ

という背景があることくらいは分かるが

分かるけどそれは人間の最低限の品格にかかわることで

いくらナードでも嫌われ者でも友達がいなくても

それだけはやったらいかんと思うし

その時点で取返しのつかない状態ってことです

だから最終的にハンセンが嘘を告白したとて

オレはハンセンを許せはしないという結末になり

アカンかったな

おわり

 

ケイトリン・デヴァーさんは

「ブックスマート」の人だ!

見れてなくて後悔してるし

これは探してみてみないとなー0

という明日への希望