映画「アメリカン・ユートピア」について

これは宇多丸氏の評をきいてからだな。。。

(見てから聞こうと思っていた)(

 

いま聴いている

2021の6月だね

ムービーウォッチメン

 

さて

 

オレは個人的にはSTOP MAKING SENSEの方が好きです

 

それはもちろん個人的な理由で

曲たちのオレの身体とのなじみ方と

MTVの記憶が

燃える家が

すべてが

オレの身体性そのものになっているのでしょうがない

 

さてこの「アメリカン・ユートピア

 

もちろん素晴らしい作品で

 

11人編成のバンドなのだが

2人ダンサーがいる

一人が

おそらく黒人女性(ふくよかな)

もう一人がわからない

スラブなのかもわからないが男性ぽいがわからない

顔のメイクからみてもわからないがゲイカルチャーとかボールルーム

というか

そんなのを連想させる(確かめてないからわからんけど)

ただオレが「トランスジェンダーとハリウッド」の影響を受けてる

だけかもしれない

 

とにかくオレがそれを注目するのは

というか気になってのこっているのが

Dバーンがわざわざ11人を男女それぞれ国籍それぞれ出身それぞれ

にしてある(アジア系はいなかったな・・・)ことで

その11人それぞれの魅力が

いろんな曲のいろんな機会で披露されるところである

 

アンコールが「ROAD TO NOWHERE」で

ここでだけ全員が楽器をもたずアカペラでみんなで集合して立って

うたう

 

カバーで歌ったのがジャネール・モネイ

『Hell You Talmbout』

 

参考:

こういうのは貼っていいものか?

グーグル・ブックスの検索結果ですが

books.google.co.jp

ここにあるのはDバーンとスパイク・リーのインタビューである

殺された黒人の名前を呼ぶジャネール・モネイの曲をカバーで行った

ことについての

インタビュー

 

Dバーンがひとりのアメリカ人として

しかし彼自身もスコットランド移民であり

(そういう顔してるね)

11人のメンバーたちは国籍という意味でも

あるいは移民としても

様々で

あるということを言いたくて

肌の色を理由に差別されかつ「誤って」射殺されることまであるような

アメリカの現実

のことを言わないではいられない

ということだと思うのだが

それを白人男性であるという自分がやってもいいのか?と

モネイに確認したそうな

 

ということもあるが

結局音楽が

それ自体でパワーをもっていることは確かで

 

それに自然と涙が出てきてしまうのだオレは

 

とにかく映画館でみれたのは本当に幸福としかいえない

どこが

どのようにとかどうでもよくて

映画館が必要なんだよ

場所が

大きい音が

 

そして大衆の一人としてそこでそれを見るということがね

重要なんだよ

 

日本がどんどんBADな国になっていくのはその通りなのだが

なんとか

教育と

映画で

それをくいとめることができないものかと思ってしまう

 

Dバーンも「大統領選挙の選挙人登録キャンペーン」にボランティアしたり

地方選挙の投票率平均がたったの20%で

投票人の平均年齢が57歳だって

データをあげて

なげいていたよ

 

そういうこともこの日本で

おなじく

訴えて

いかないと

いけんのやな

 

つまりユートピアをつくるのは決して皮肉な意味ではなく

誰もが誰もすべて皆でそのために行動実行していかないと

どうにもならんのじゃ

と映画でDバーンはマジでそのことを

言っているのだそうだ

(映画評)

そうだね

 

オレもそう思うよ