書籍『あのころなにしてた?』

綿矢りさ

新潮社

エッセイ

2020ねんの日記

 

図書館でかりてよむ

 

題名の中に「ころな」をまぎれこませる

 

さて

 

あとがきが一番面白いというこれもまたこないだの

『一六世紀文化革命』と

同じである

まあそれ目的にやってるわけではなく結果だけど

りさ氏(村田さんの用語か)

の場合は想像力というのはすごく特異に(意図して)発達

したという

しかしその弊害で「使いたいときだけ使う」のではなく

タイミングの如何を問わず

どんな場合にも想像力が発揮され

みたことない場面も文字をよめば映像として脳内再生

できるという

そして

いまでは物語の流れもそれを頭の中で沸き立たせるまでの

アイドリング時間がみじかくなったという(昔は

白いパソコン画面の前で長く呻吟していたという)

 

いろんな人がいるもんだ

 

憧れるが

そうなりたいともあまり思わぬなあ

 

なんにせよある1年の記録というのはすごく

大事なもので

高橋源一郎の1989とかね

(『追憶の一九八九年』)

 

なあなにしろ

まだ

これからも作家として作家がつづいていく人なので

文學界の連載(『激煌短命』)

だって

毎号買えないから図書館で読むよ

まだ二部の1話しか読んでない

もう進んだだろう

またね