映画「猫は逃げた」について

いやこれまあネタバレ感想ですけどま

こんな日記誰もみないからいいでしょう内容にふれて

それでね

「愛なのに」もそうなんだけど

浮気とかセックスを複数の人とするとか

もうしないとか

するしないは関係なく親密さは継続している(同居)とか

そういう話なわけだ2作品とも

(というのを誰かのツイートで気づかされたのだオレは)(

 

でね

誰とセックスするかはその人が好きという理由とか

その関係を保持したいという気持ちで行われているんだろうけど

”結婚したい”人もいるし(猫、のジャーナリスト女子)

”セックスそのものがすごく気持ちいい”からという人もいるし(愛、の一花)

いろいろですよね

男性の方はしたいかしたくないのかよくわからないように描かれている

どうでもいいというか

 

どうでもいいってひどいよね

 

でも女性のほうだって

真剣に好きであなたを奥さんから奪いたいし結婚したいとか

いっておきながら最後にはちがう男と暮らしてたりするからどうでもいいよね

 

そういう感じの展開をする映画でその中で猫は逃げるんだけど

 

その前に猫は監禁されたりもするし

 

いろいろ猫が災難で

 

でも猫は名演技なんですよ

 

愛、のほうでは古書店に出入りする勝手なやつという設定で猫は活躍し

猫、のほうでは猫は準主役だよね

うまいもん

 

猫、の映画は

つまるところ男がいいかげんでどうしようもない主体性もない

だらだらしたヒゲで

そこがたぶん女子からの人気を得るひけつ

結婚して離婚しそうになり

その理由が浮気というのであるから

女を切らしたことがないということだ

 

蛙亭の中野君もそうでしたわね

ひげじゃないけど

 

どこがいいのかといってもオレはその女子じゃないから

わかんないよ

 

ともあれセックスできそうならするという意思があるんだろうたぶん

 

そういう意味でこの2本の映画はセックスについて

ものすごい重要に扱っているわけではないし

かといって粗雑に軽視しているわけでもなく

生活の一部として扱っているのではないかと思うのだが

かといってポルノではないので

そのくらいの扱いかたが

実は現実の日本人の中のセックスの扱われ方というところ

なのではないか現実のうつしとり紙

 

なにしろ日本人はとある調査において

生活でもっともたのしいことはという質問アンケートで

他国の人がのきなみ皆セックスだと答える中で

世界で唯一「ごはん」と答えるような民族なので

 

それはたぶん嘘もはいっていると思うし

頭の中でそれはセックスに決まっていると思っても

嘘ついてごはんといってしまうのかもしれないし

しかし同時にごはんがおいしいのも事実だし

日本人くらいごはんのおいしさにこだわる民族はいない

(他国ではみな毎日おなじようなものを食いそしておいしいかどうかは

特に考えていない)

だからといってセックスを軽視していいのか

いいわけないんだけど

どうも

オレの知るかぎりでは日本におけるセックスの扱われかたが

隠しておけ

と「世間」なるものがそう言っているように

みえる

それは重要だから隠しておけとでもいうんだが

隠しておくことで

「重要かどうかを考えなくてもいいことにする」ようにも見えるのである

 

それが日本における「まあ・・」とかいって何もしない放置

ということであり

 

日本人のセックスがセックスレスに向かう理由は

するときに

「今日しよういましよう」と言う

ちゃんと言う

ちゃんと言わない

言うことが負けだと思ったり

恥ずかしいとか言ったり

そういう風に回避するから

セックスのことを考えるまもなく放置

してしまうことをよしとしているうちに人生が終わるのである

 

たぶんそうなんじゃないかと思う次第

 

日本人のセックスレス夫婦率(セックスしないのに離婚しない)は

世界一ではないのか

 

しらんけど

 

そもそもねオレは独身だしまさに孤独のきわみであるが

だからこそこういうことを考える余地がある

自分事ではないからだ

partnerがいないし

いないゆえに考える

自分ごとなど

かんがえたくもない

直面したくない

直視したくない

自分の人生をハンドルしたくない

この「ハンドル」は英語のVerbであり

いみは「運転する」もって「責任をもってその舵をとる」である

hundle

 

話しはだいぶズレたが

愛なのに

猫は逃げた

の2作がR15+であっても

日本人とセックスという話にくさびを打ち込んだという意義が

あるんじゃないかなーと

どうかねえ