そう思ったからそう書くが
まったく無根拠に高木さんは西片のことが好きなので
そこには他のなにものもつけいる隙がなく
はいりこむ余地もなく
なにもない
はじめから完成されており
はじめから完璧で
はじめから無謬であり
はじめから無敵で
はじめから最後まで貫かれている
だからこれまでみた多数のいろいろな
ラブコメアニメの数々を脳内で比べてみても
オレはいままでどのキャラともそうは思わなかったが
結婚するなら高木さんとしたいね
52歳でそういうことを日記に書くのって開き直り以外のなにものでもない
じゃん
そこがいいんだよ
声があって絵がうごくんだからもうそれ以上いらないじゃんね
なぜ
なぜ高木さんは朝いちばんにけっこう離れた場所の新刊書店で
少女マンガのコミックスを買う西片がレジにいるところを目撃することが
できるんだい???
そして西片がとっさに嘘をついたときには指摘しないで
そのあと
ついてって歩いてそしてそこからゲロさせるのはどうしてなんだい?
楽しいからかい?
それが楽しいかい?
teasingなのかい?
タイトルに書いてあるとおりかい?
ただそうしたいだけなのかい