フランシス・ベーコン(20世紀の画家)

やべーなー知らないで読んでるからこそ超おもしろいわ

 

何がって「ドゥルーズの哲学」(小泉義之)なんだけど

まあそれはオレが知らなかったからでね

ドゥルーズという人が

なんでも書くというか

フランシス・ベーコン(20世紀の画家)についても

著作があって

だから小泉も一章をベーコンと絵画と怪物について

書いたわけだが

まさにベーコンの描くものはすべて

人間からはじまって徐々に解体され変形して

怪物

になっていったよね

ほんとにまあこれも

葉山で

バリー・ジュール・コレクション

を観れたおかげである

あれは本当にすごかったわ

わからなくても忘れられんというのが

すごい

叫ぶ教皇はまさに叫んでいるが

あれが叫んでいるというのは

叫んでいるかどうかなんてわかんないわけよ

あれには目もないしある意味では口さえもそこにない

でも叫んでいる

もはや人間ではないし

 

あのスクラップブックたちと印刷写真に描き足した線たちは

すごかったなあ

 

そういうわけで読みすすめてたら最終章にきてしまった

おもしろい

そのくらいドゥルーズが巨人だということなのか

小泉の個性がこの本を面白くしているのか

いやいやほんとに面白いと思うよ

もうこれ哲学研究書だとは思っていないものオレは

よみものだと思っている

アナーキーだしね内容が

生きてるただ生きてるだけで肯定だし