ごぜん3

展望を見失うまえに市民農園

小石のちらばりを

エントロピーを増大させながら

拾いあつめて隅に石集積場をつくる作業を

行った

 

それこそ賽の目河原の石積みにも似た気の遠くなる作業ではあるが

鍬で掘るたびにカチっと小石に当たる音がするのはあまり健全とは

いえまいて

 

なにしろ時間もかかるし終わらせるつもりもあるのかないのかわからんが

ともあれ「作業」であればそれはまあやるに若くは無し

である

やるしかないということである

(及ぶものはない という意味)

しくはなし