脳の

自由意志(つづき) - sanukimichiru’s blog

のさらに続きになるのだが

伊集院と養老先生の対談が

面白いので読んでいる本『世間とズレちゃうのはしょうがない』

ですが

 

養老先生は言葉を信用していないので断片をならべて本をつくる

(言葉で伽藍をつくるのがきらい)

この本は伊集院がいるので

それなりに順序を追っているのが面白い

(伊集院はダンドリに従う偏執狂人なので)

 

 

いろいろ面白い話がでてくるが脳のことで

睡眠時と覚醒時で脳の酸素消費はどうなっているかというと

脳は覚醒時には「意味の奴隷」なので意味あることをやりつづけ

睡眠中は無意味なことだけをやっておるらしいぞ

それでどっちも酸素消費は同じくらいなんだってさ

つまり「脳が休んでいる時間というのは無い」んだって

 

ふうむ

 

よく言うのは「脳は寝ているときには記憶などを整理している」と

いうがあれはどういう根拠でいってたんか

 

あと

「無意味なこと 無秩序なことをしている」というのが

それが夢に出てくる謎の展開ってことなのか

そうなのかなあ

 

そのくらい脳は脳で勝手なことをしているということだね

なるほど

自由意志なんてものが無いのも納得である

自分が自分の人生の主人だとかいうもんじゃない

コントロールなんてできないんだ

予想しないことが起こるんだ(これは今日みてきた「カモンカモン」のことね)

 

そのほうが楽しいと言えば楽しいね

 

自然には意味がないから都会にあるものは全部人工物

 

というがそれがつまんないんじゃんねえ

 

トレイルいくと道なんて茂みによっていつも自然にかえされようと

しているよ

油断したら藪になっちゃうよだから人間があるいで踏んでるけど

すぐまた生い茂るんだよね

 

散歩が趣味なのでいいね

 

道とは人間がそこを歩いた結果であって道は機能のことである

口もまた機能のことで

あそこは「唇」である

口腔というけどそれは囲まれたところでなんかするための機能だわさ

 

「夕焼け」は見えるけど触れないからモノではない

人間は目にみえて触れて匂いがあって温度もあって感覚が五感でぜんぶ体感できるので人間もまたモノなんだって

それはそうだね

夕やけは物じゃなくて現象だ

意識も現象だよね

人間そのものはモノだけど

 

という話の本だ

おもしろいわ