映画「スパークスブラザーズ」について

映画「スパークスブラザーズ」を見た
確かにずっといるんだろう
でも中学生だったオレがアメリカにいてもそれを知ることはなかったね
曲がいいのかどうかそれはわからない

でもアネットを見て
そしていまこのスパークスブラザーズを見て
ああ
映画がやりたかったんだなと知った
彼らはジャック・タチとやるはずがつぶれ
ティム・バートンと「サイキック少女・舞」をやるはずがつぶれ
三度目の正直だったんだ
しかし一体何年ごしだ
すごい

音楽の素晴らしさはなかなか言葉で伝えるのは難しい

でも沢山の証言者が登場して
彼らが英国に乗り込んで
木曜日の夜に
英国人6000万人のうち1500万人が見ているというTV音楽ショーで
御披露目した
その驚きを語る人たちの
それはもう
ショッキングだったんだっていうね
その姿がいいんだ
すごく

証言者たちは
ミュージシャンがおおいが
ファン
も登場する
ただのファンである
そのファンが言うんだ
ずっとファンであることが誇りだと

なかなかミュージシャンのファンであることが人生において誇りであると言い切るのは
大変なことだよ

彼らこそが
シンセサイザーミュージックをジョルジオ・モルダーと1979に出し
1980年代に多くのMVを作り
低迷期にも貯金で暮らしながら毎日曲を作り

いつも曲を作り続ける

ヒットがあっても
大ヒットでそれでもうずっとやっていける
ほどの大ヒットではない

それでも

真面目に
期待を裏切り続けると言っていた
奇をてらう
のではなく
常に未だやっていない新しい音楽を
やったら不評をかうことが沢山あった
というもので
つまりいつも
自分たちがしたい発想でやった
というところが
一環している

それを変えない

スタイルが演劇的である

レコジャケのアイデアがコンセプチュアルである

LA生まれLA育ち

不思議な気分だ

変わってるなあとつくづく思うが
若いときから変わってるし
ベテランになっても変わった人たちで
ありつづけている人たちは
なかなかいない

でもバンドメンバー(若い)からは
マネージャーからは
紳士
と言われている
振る舞いが紳士なのである

そうでなければ
長年
業界で
生き残れない
よね

紳士
いいねえ
イギリス的だ

ユーモアの黒さもイギリス的だよね

アネット
の企画を
思いつくような脳だからねえ

楽しかった
そういう音楽伝記映画
だった
よろし