電話 (映画「三姉妹」と韓国と家族制度と姓名と)

そうそれで

昨日みた映画の「三姉妹」なのだが

印象

とにかく電話で喋るのである

 

三女は二女に電話し

三女は夫に電話し

 

男たちは(二女の夫も三女の夫も)

あまり人間としての輪郭がない人たちなのかなと思えばさにあらず

二女夫は二女を殴打するし

三女夫はとにかく三女を甘やかすぜったいおこらない

まあ

息子には怒るけどね

 

電話ですよ

三女はスマホで電話をかける

そして

それを受ける二女はつねに忙しい

こどもの音楽の先生が家にきていて

レッスンにつきそっていたり(チェロを息子にってのがまた)

スーパーで大量の買い物をしてレジにいる最中だったり

 

それはいつもつねに二女は混乱と繁忙の中にいて

じっさいなにもちっともおちついて考えを深めることなんかしていないで

できないで

三女のことを心配したり(それはべつにうわべではなく心底気にかけてはいる)

するので

あるが

 

もう別々の人生なのにね

とか二女は思わないのである

彼女たちにとってはうまれてそだったところは

永遠にそれはある

という感じなのだ家族は死ぬまで家族

みたいなね

 

それは韓国の戸籍制度(女性は結婚で姓名の名字が変わるかというと

変わらない

それは父系の血縁の威厳が強すぎる法制度

だから男児の出産が重要視されるわけだが

そもそもがそのヘンな法とその地盤のほうが

おかしいじゃんね・・・

参考

姓名論雑考:韓国人

婿養子もだめですってのがねまたね

 

というか日本だって嫁いだ先の家に全面融け込む

ようなことは

実はなかった?

生まれた家がすべて?

というか家って永続するの?

しないじゃんね?

したほうがいいと思ってんの?

 

とかいろいろ考えてしまうよ