2023ヒグチユウコ展全国巡回最終東京会場「CIRCUS」FINAL

日本のアートの特徴って「キャラクター化」じゃないのか

って思うところがあってそれはオレがそれを知らないからだけかもしらないが

 

それは日本において他のどんな国よりも「マンガ」が発達した

からだと思うんだけど

 

つまりラクガキにもキャラがいてそれが名前があって

愛着みたいなものがわいてくる

 

誰でもそうというわけではないが

 

まあとにかくマンガで描かれると

わかるんですよ

オレが今日はじめてあの生物をみたとしても

マンガで

ワニが聞くわけですよ

「ギュスターヴくん、きみはいったいなに?手はヘビ、顔はネコ、足はイカ・・」

ギュスターヴくんは別に自分が何なのかを同定などしないわけです

はあそうですかあ

 

いろんなものがあった

 

イカが青くて解剖されていたり

ネコ

ひとつ目

電信柱さん

アノマロカリスをモデルにしたアノマロくん

女の子

 

オレは動物になったならば性別がなくなるのかなと思ったが

そうでもなく

ネコにも「おとうさん」がいたりとか

別にそのへんはどうでもいいらしい

ヒグチさんはらくがきのようなペン画がすごくいいですよね

ここにすわるな

とかね

 

一方でもちろん細密書き込みがあるわけですが

 

 

オレがこの展覧会で水玉螢之丞氏のことを思い出したのは

直前までCOCOさんのイラストのついてる池澤春菜本を読んでいたからか?

あるいは猫の意匠からそう思ったか?

 

なんかねえ

 

比較するもんじゃないのかもしれないが

こないだjunaida展いったときは

猟奇とか

人体切断とかそういう雰囲気が強くもあったんだが

 

ヒグチさんはなんなんだろうファンタジーでMOEの表紙にのせられるというか

べつに猟奇は目指していない

ような・・

じゃあなにかというか異世界というか

流麗ではあるのだが

美しいかというとただ美しいとは別の方向にいくような

たとえばキノコ

たとえば妖怪

一つ目

えっと

クトゥルーにおける

あの

古代エジプト

メジェドは目が二つあるしなあ

 

なんといいますか

 

どこからなにの意匠を借りてもいいというか

 

映画ポスターの翻案がたくさんあって

美しいわけで

A24の映画がたくさんあって

ミッドサマーのポスターとか超うつくしいわけですよ死んでいる人間を花で飾るようなね

あとはサスペリアとか

JUNK HEADもありましたよ

すごくオレはうれしかった

 

だからなんか

 

いいなあというか

 

好きですわ