・いまさっき日曜美術館のあとの15分番組「アートシーン」みてたら
佐藤健寿さんが出てきて
奇界遺産の人です
写真展をいま山口でやってて「奇界/世界」なんだそうだ
なんでも
20年世界のかわったもの写真をとってきたが
コロナで海外いきにくくなり
そこでふと
変わったものでなくても「スナップ」そのものが
おもしろいと気が付いて
まあヴァラナシーの普通の風景とかそれだけでおもしろい
(インドは服カラフルだし=~)と
気が付いて
そしたら
東京というまちが
すごく奇妙にもみえて
なんでも
ヘリで航空写真をとったらその密集するビルと家とビルと家と
じつは東京は世界でもいちばんの人口密集地帯がこんなにも広い面積に
ひろがっているという意味で他の追随をゆるさない
・東京はたしかに変で
オレの考えだけど
あんなに車で走りにくくなってしまった都市は滅多にないし
あんだけ庶民が「自家用車」をもちにくい都市もない(それは土地が高くて家にガレージをもてないからだ!)
それで子供のせてはしりまくる兵器のような自転車が登場して前とうしろに
こどものせるってか
あんなん他人をひき殺せるわ
あれって奇妙な自転車だよね~東京以外でみたことない
地方のなんのへんてつもない田舎のほうがよっぽどのっぺり
だべ~=
と思ったのでした
・話は元に戻るが「何が奇妙で何があたりまえ」なのかはそのつど
線引きで変わるのである
・僕ヤバのアニメの8話をみていたのだが
マンガのときとの圧倒的な違いがあって
それは
市川が声出して喋ることです
なにしろ図書室で
ちい(ばやしこ)がやってきて
山田と市川の間にすわって市川に数学おそわっており
そこでちいは言うのだった「市川くんふつうに喋ってるじゃん」
なんでもちいの目からはいつも女子と話すときはくうきのぬけたような声しか
出ていないとのこと
このシーンはたしかにオレはまんがで読んだのだが
それが声になってあらわれてみると
「そういう感じだったのか!!」と
新たなる感動が押し寄せるのである
それはアニメだから当たり前だって?
いやさ
マンガがアニメになったことの細かいディテールやメリハリのつけかた
市川の独白体がものすごく「らしい」こと(いかにもヲタクのみなさんが
脳内で自分にむけて喋っているその語りはまさにこれ!)
は
アニメになってはじめてマンガのそれが「本当に本当だった!声に出して喋ってそれがまさにそれ!とわかるようになっていることがこのマンガ’(原作)の偉大なるリアリティの精緻さを表しているのだ!」と分かるようになったということが
感覚の新たなる更新なのだよ
だって声にしてきいていないもの漫画を読んでる時点ではさ
山田があんなに「ちょっと細目」の声だとは思っていなかったけどね
骨格から想像する声ってあるじゃん
とにかく僕ヤバはイイんだよ!