現在新宿三

まず「百舌谷」3巻読了。
重い。
しかし、これで重くなかったら嘘だ。
だんだん番太郎の影が薄くなってきている。そして主人公小音の苦悩はよりクローズアップされてゆく。
苦悩と書いたが、苦悩があって、しかも宿命的なので、どうやって克服してよいかわからない、のがこのまんがの基本構造だが、
 
苦悩は、ないよりあった方がいい(小音ちゃんには悪いけど)。
 
ちっとも楽しくないばかりか、重く、苦しく、コスプレしてるときや携帯メールの向こうでしか素直になれないなんて、なんて、救いのないことだろう。なんて救いのない小音だろう。
振り返らずにはいられない、自分をも。