かわなかった本
プルードン
『所有とは何か』講談社学術文庫で新訳である
それこそマルクス主義とマルクス本人を分けて考えてくれってちくま新書の人も
言っているのだが
プルードンも「アナキズムの創始者 父」だったり「マルクスとの比較 マルクスによる批判」とかいろいろ
毀誉褒貶があるべえ
とはいえマルクス関係なく「労働者の生活をよくするには?」って考えたことが
最初にあってやっぱり19Cの人ってみな欧州人とかそう考えざるをえないような時代変化社会のきつさの中に生きていたんだろうと思うんですね
プルードンさんは印刷工(したっぱ)で校正やってるうちにヘブライ語覚えて聖書読めるとかすげえとしかいいようがない
それでフランス全土の印刷所とかまわるうちにいわゆる下層の労働者の境遇にめざめてうんぬん
きのう名古屋のジュンク堂であそこもうすぐつぶれるかもしれないけど
まあそれで平凡社ライブラリーの在庫がすごくて
半藤さんの昭和史日本史のシリーズがどーんとたくさんあってさ
半藤さんは歴史のA面B面っていうんだけど
で
「B面昭和史 1926-1945」ってのがあって
まああれだ
教科書のほうではなく庶民の生活とか風俗とかそっちの昭和史のほうで
すげえおもしろそうだったんだが
ねえ
図書館で借りて見てみる系かなまずは
ラジオ
録音したのきいてて100分名著のラジオスピンオフの番組があって
(医師国家試験合格おめでとうございます)島津さんが司会でやってるやつ
なんだけどまあここに出てくるのがおなじみ若松さんで
若松英輔
で
まあテーマが西田幾多郎なんだが
100分のときそう言ってたっけ?と思ったが今回の
ラジオでは西田哲学とは「自分をひらく」なのだそうで
ふうむ
まあ純粋経験なんてのは自分ひとりの脳からしかはじまらないだろうしねえ
それで付随してあのちゃんの名がラジオででてきたからおどろいた
たしかにあのちゃんはNHKラーニングで
おすすめ動画4本の中で西田「善の研究」を挙げている
親の本棚から哲学よむこともあるという証言はブルータスにもあったし
あのちゃん研究がおもしろい
そう考えるとあのちゃんの言動は
その中身からすれば「本人がそう思ったこと」しか言わないという哲理に拠っているのである
だから嘘とおべっかが大嫌いで
敬語はうまくつかえないけど
そう思ったことだけを言うようにしているから信用される(ファンから)
もうあのちゃんのことを一人称ぼくでおかしいねというやつもいなくなったよ
午前はそういうふうにラジオとかききながら車はしらせて米かってきた
ピーマンとパセリも買ってきたので豆腐とツナで煮込みにしておかずです
豆腐があればだいたい大丈夫
よ
年とってからいろいろ調べたり知ったりするのは
それこそそもそもが「世界全体を知ることはできない」からして
当然知らないことばかりであることに気づかされるというか
そんなんでがっかりしてらんない
知らないことばかりであることが当たり前であるということ
のほうが大事だろという
そうだろそうだよね