帰宅

いやね。オレが41で、70になるといえば2040年なわけです。
 当然、日本がいまの日本であるわけがなく、変容しているだろう。
 おそらくは悪い方向に。
 
 ここで「わるい」という価値判断が出てくるのは、たぶん、日本は日本人によって運営されていて、その日本人の考えていることややっていることの総体が、いまわかる範囲では到底希望のあるものとは思えないからだ。
 絶望的。
 
 といいつつその国が生まれた国なのでというだけで捨てられず、そもそも選択肢があるなんて発想さえない。
 
 まあ個人的なことに左右されるわけで、誰にでも家族はいるし、血縁もあるし、なかなか「異国に移動してその異国で人生を最期まですごす」という選択は困難だろうと思うのである。小泉八雲は偉い。というかなかなかできない。
 だがべつに日本人がエスキモーになってもいいのである。大島育雄氏。
 
 どこでなにをしても勝手。
 
 しかしなかなか、快適でかつそこそこ安楽なくらしを実現するのは難しい。みんな必死にやっているしオレだって必死に仕事している。サーヴィス業は客の文句をきく仕事である。外まわりはつらいよ。みんなやってるけど。
 かえってきてかわいいナースさんに報告とかするくらいがせいぜいの楽しみだ。
 どうして人妻でもかわいい人はかわいいのだろうか。
 
 山のぼりを鍛えるには山のぼりするしかないしなあ。敗退を何度かくりかえし。