ヴィンランド・サガ」5巻読了。ふううん。いや。週刊少年マガジンではじまったときにはね。すごく面白くて、それが移籍だっつってマガジンからいなくなるってきいて、あーこりゃものすごく残念だ、って思ってて、最近やっと再開したんだ自分的に。いま5巻をよみおわって、あー・・戦士なのね、ってそりゃ思ったよこれ読んで思わない人いないと思う。戦士。戦士ってのは殺すと決めたら殺すんだなあと。
そうだよなあドラクエとかで武闘家とか勇者とかいろいろいますけど結局はあれ殺し合いの技術なんだよなあ。手と足とその他で直接身体によって操作するもので、他人を殺す技術。人ではなくたまたまモンスターをころすということになっているが、あれは「モンスターのようにいろいろな種類がいる、そんな邪魔な他人たち、しらない異人たちはモンスターに見える、オレの意志を妨げるものは人間じゃない」ってことの意訳ってことか。と思った。実際、世界が広がる(と欧米人は思っていた)ことは、未知なる異世界人との邂逅である。姿形が違っていて、言葉も習俗も違い、とても同じ人間なんて思えない。殺すしかないんだ。倒して倒すんだ。って世界。
いまはもはや知識の普及により人間の世界は未知なるところのないことになっているが知能レベルが同じであれば、新たな星に新たな生物みつかったら同じことで殺しあいである。SFでさんざん書かれたエンカウンターは最早いつでもありうる。
そういう想像力をもって過去をふりかえって みたときに過去は果てし無くおもしろそうである。
つまりルールが違うんだよぜんぜん。
オレたちが殺しあいをしなくなったのは何故かをつきつめて考えたら面白いとおもう。