よる2

でもさあ。である。
 
 昼に聴いた講習会は「高次脳機能障害についての」であったはずなのだが。実際には、STの偉い人がきて、何を話したかというと、自分の考える「理想」についての話で、理想にありがちな、「具体性に欠けるイメージだけの」講演だった。
 としか言えない。
 
 それはそれとして、よるに家に帰ってきてテレビみてたらアメリカで盲ろうの人の話が出てきて日本の実例も紹介されていた。テレビはありていに具体的である。実例しか出てないし。
 
 どっちにしろオレはその外にいるわけだが、なんにせよ、世の中の周縁にあるものことひとについての、視点だけでも保っていきたいと思っているが、どうだろうか。オレにできるだろうか。
 
 盲ろうがはげしく高度な障害であることはわかるが、人口としては極めて小さい数である。きわめて小さい数ならば、無視していいのか。そんなことはない。盲ろうの人についている指点字の人はたいていおおかたかなり全部女性である。
 女性でないとそういう献身的な作業はできないのだろうか?>>?