ひる3

惡の華12話。
 
えー春日くんたち中学生だったの。てっきり高校生と思ってたわ。
 
しかしなー。超現実。この物語にあるもの起きることはすべて現実にそうすることができる。実写を撮ってからそれでロトスコープ、という手法、だけじゃなくて、ここにいる中学生は空も飛ばないし他人の思考もわからない、空から美少女は降ってこないし巨乳でもない。リアルはグロテスクだ。現実とちがうのはBGMがついていることだけか。
 藍ぽんさんのラジオに宇宙人しのさきあさこさんがゲスト(プロモーション)できていた。最近滅多にみないタイプの天才。社交辞令的な会話がまったくなりたたない。だけではなくつくりでもないような気がする。似たタイプは鳥居みゆきだと思う。
 まあそれはさておいて。超現実というのはつまりお話として3人の中学生がそれぞれクローズアップされて濃く交わっていくからだ。春日がただの平凡な中学生だったのに主人公になってしまったのは作者がそうしたからだ。別にだからといって春日の平凡さは救われない。他人とうまくやることなんとなく過ぎていく日々をなんとなくそのままにしておくことは普通ならそのままだがたまたま体操服を持ちかえってしまった。ああこの性的快感。しかし誰にでも起こりうることだ。アニスパで鷲崎もそう言ってた。
 じゃあどのあたりにとても特別なものを感じるのだろうか。
 まあ、仲村さんかな。仲村さんが特別に尖っているかというとたぶんけっこう特別に尖っていて、あそこまで尖っていると多分普通の日本中学では攻撃されるかあるいはなにか悪いグループに利用されたりなどなど、あそこまで孤高ではいられないと思う。
 多分春日からみての仲村さんというのが「わからない」人で、わからないものをわかりたいと思うところではないのか。今週もそうだったし。
 佐伯さんのことは別にわかりたくないのね、春日くん。