二題

昨日見ていたNHK の二番組が強烈だった、「ハーバード白熱教室」そして「アフリカンドリーム」。
ハーバードでは真面目に現代にアリストテレスを甦らせている。目的。テロス。
都市ーポリスにて政治議論をたたかわすことができる。する、するのが市民。そして市民が人間。ここでの人間とは、獣でも奴隷でも神でもないもの。そう捉えた、オレは。
一方南アでは国境開放してジンバブエからの移民を大量に受け入れているー受け入れるだけであとは何もしていない、不法占拠は排除するが。
移民は勝手に仕事を探す、
経済の崩壊したジンバブエからは教育を受けた質の高い人材がやってくるから人件費を減らしたい南アの経営者大喜び。
しかし南アの国民の貧富の差は増大し、憎しみ。暴動。
どこに市民がいる。
まあ日本にも「市民」は存在しないくさいが。日本は本当にマシなのだろうか?いわゆる本質に即した形態としての自然を誰が実現しているのか。
みんな金が金で金だ。
しかしアリストテレスのいう他者との交流のうちにしか人間の本質は存在しないというのは今でも真実。