いま思い出したこと

オレはジャンプではいぬまるだしっが一番好きだ!!!!!
 
 いや、本当にそうだ。
 
 真実、たまこ先生となら結婚したいとか思ったりもするし、いつも丹念につくりあげたオチが面白い。というかつくりあげ系のオチがだいすき。わざわざそういうのをつくらないといけないのかよ!という感じが大好き。あと引っ張るところも大好き。巨乳大好きが今週も出てるとことか大好き。絶賛。
 あとリアルという点では他のどのジャンプ漫画よりも現代日本についてのリアルを描いてあると思う。マジで。
 だって他のものは全部フィクションだし。
 思うに(逆説的であったとしても)ギャグマンガだけがリアルに迫る唯一の方法である。
 ストーリーマンガにはストーリーがあるじゃん。当たり前だけど。そのストーリーというのはつくりもののお話である。つまり「流れ」がある。流れを際立たせるには演出が必要だ。つまりたとえば主人公は彼カノジョの思うところ行動するところその周りだけがスポットライトの当たったごとし。際立つ。
 しかしギャグにはいくらでも「散逸」「バラバラ」「適当な焦点」をもたらすことができる。あちこちでいろんな奴がいろんな面白いことをやっている。そのへんがいぬまるだしっの一番いいところだ。園長も理事長も、それぞれが適当にギャグしているし、しかしなんか気がつくと流れがあってオチへと駆け出しているし。
 そのバラバラさ加減が、この世界のリアルに一番せまっているのではないか。
 未婚の女性が何にグチるのか、ひきこもりは、サラリーマンは、新興宗教団体は、学生は、ニートは、老人は、金持ちは、ぼっちゃんは、ギャルは。なんでも出せる上にその世界にはまる。