疲労の感想

「旦那を起こすのがイヤで離婚したいくらい」というネタが実はブラック企業の悪の波及だった件。
 
http://d.hatena.ne.jp/fut573/20110221/1298301411
「毎日夫を起こすのが離婚したいくらい苦痛なのは何が悪いのか」
情報の海の漂流者
さんより。
 
悲惨な話だが現実。ここまで疲労したくない。そういう現実から逃げるにはどうすればいいのか。助けを求めるしかないか。夫婦で同意して逃げるか。
 
 仕事というのが「契約」になり、逃げるとペナルティが科せられる。しかしそれでも生きていた方がいいし鬱は発症しないほうがいい。逃げるべきだ。
 
 退職金や年金などの制度から外れることになってもか。
 
 思いのほか自分でこの件について考えるところが大きい。オレもひとりの社会人でやっとこ正社員になっただけに、「このまま年金もらえるとこまで行きたい!」と強く思うところある。そのためならいろいろ我慢してもいいと思ったりする。我慢。
 昔のオレは「そういうことより現在の気分が一番重要だ」と思っていた。つまり、辞めたいのならばすぐに辞めるべきだ、である。
 
 そういうことを全部我慢して、学校を出てすぐ就職して同じ会社で定年まで勤め上げることによっての得る利益が大きいものである、というのが基本的な日本社会の構造 だった である。
 
 実際にオレの大学の同級生などはたとえば保険会社に入社しててんてんと転勤して順調に出世を駆け上がっていいところにきているところだろうたぶん39歳とか40歳とかになっているだろう、妻も子供もいるだろう。
 会社がブラックかブラックでないかは知らないが、おそらくは満足しているだろうしそのまま行きたいだろう。
 
 オレは遅れてきた人間であり正社員ポストについたのがたったの2年11カ月前なので、ぜんぜん彼らの積み上げた実績にかなわない。退職金も微々たるものだろうし年金だってそうだ。
 
 それでもフリーの道をなんとかすることを一旦諦めて、路線変更したので、その選択リスクが実際の金額ダウンとなって現れただけのことだ。
 
 何がオレの問題なのか。もちろんメンタル。オレが過去をくよくよしない思想でいければ、このようなことはあまり問題ではなく、淡々とこれから今からできる最良と思えるコースを歩けばいいのである。
 メンタルとしてオレは過去を悔むタイプでもあり、失ったものを惜しむタイプでもあり、現状の他人に嫉妬するタイプであり、うんぬんかんぬん言いたくなるタイプであり、また他人の忠告を素直に受けいれることに躊躇するタイプであり、ようするに煙たい中年である。
 職場がつまんないのもさもありなん。
 
 いやこういうことが言いたかったわけじゃない。
 オレの自己分析などどうでもいい。
 
 ブラックからは逃げるべきでオレは逃げるべきでないというのが当面の結論。つまんない結論だが、つまんない方が現実に近いだろ。オレは現実をしるほうの道をちょっとは歩く。

 VHSブルーレイレコーダーなかなかこないな・・・