よる

まあ決めなくてはならない。たとえば実家を相続したら、現金化するのか、それともオレが住むのか。あそこに住みってことは、あそこでできる仕事をするってことだけどそれは何なのか。
難しいのう。
本当は老人の単身世帯というのは昔からそこに住んでいて、だからこそ、知り合いが訪ねてきて、お茶をのみ、安否確認ができるというところがいいのである。
そうでなけれヴぁ。他の方法として、本当の過疎の老人の島に移住して、まだすこし若いよそもんとして認知され、自分が先輩方のところを勝手に巡回する役をにない、担っておけば自分が本物の老人になった時に他人から訪問してもらえるということになる。というプラン。
たとえば山口県で瀬戸内海の周防大島の南端に位置する沖家室島。人口150人。いっぽうでここは楽園でもある。畑と漁業があり、食い物を分け合っているからだ。でもやる人が完全にいなくなれば終わりだ。