下山直後のフレッシュな感想を。

要は、時間に追われてるとロクなことがない。

ピストンなら一泊二日。

周回ゆっくりするなら3泊4日。

 

で。結果として、赤石岳に登頂してきた。ばんざーい。

でも本当は周回しようと思っていた。赤石岳から百間洞山の家、兎岳、聖岳、椹島。このコースは標準日程3泊4日である。今回はよくわかった。つらい。

 

初日、家を7時30分に出る。畑薙ダムからの終バスは15時.

果たして、ギリギリだった。そのため実家にメールも出来なかった。椹島で、手持ちのテレカで衛星電話するはめになった。ちなみに椹島は、ソフバン◎、docomoauは×。ちなみに赤石岳山頂だと、docomo◎、au△、ソフバン×である。不思議だ。

さてなんでドライブギリギリだったかというと、静岡SAのetc出口を出て、千頭までの道が、国道362なのだが、まあ恐ろしい。対面通行もできない狭さでもトラックも路線バスも走っている。つらい。

千頭から井川〜畑薙ダムのほうはまあまとも。

14時45分くらい、ギリギリで駐車場につく。バスで椹島。

この印象。ここは山小屋じゃねえな。立派すぎる。部屋は相部屋なのに空いてるから実質個室。飯うまい。米おかわり。風呂はいれる。廊下に漫画たくさん。トイレきれいな水洗。給湯器まである。

こんかい、アルミでキャップ栓のお茶を持っていたので、そのアルミ容器に湯を入れてもっていった。ああ有難い。

 夜はこち亀をゆっくり読んでなつかしい。

 

10月6日.

朝起きて。最後まで、周回に挑戦するか、聖岳ピストンか、迷っていたが、林道歩きたくない(なら6時30分のバスに乗ればよかったのに)ので、周回に挑戦しようと決めて、赤石岳方面へ歩き出す。

つらい。

大倉尾根は長いお。長すぎ。

赤石小屋を越えて、富士見平では景観に感激して、きてよかったと思ったが、そのあとがいかん。

難路。崖のへりに作った登山道、岩を避けて先に進むのに岩の上いくか下いくか。下から回ろうとしたら、土が崩れて体が崖下方面にズルッといった。助かったのはそのへんの丈夫な枝に掴まったら止まったおかげだ。枝、えらい、神が宿っておる。危うく新聞に載るとこだった。

とにかくつらい。ガスってくるし、急斜面だし、長いしな。

ともあれそんなこんなで赤石岳山頂に立った。8時間弱かかった。もう15時であり、セオリーに従い赤石避難小屋(冬季開放)に宿泊。きれい。オレの他は3人パーティーと二人組おっさん。

焼酎のみ、グーグーねる。

 

10月7日.

起きたら雪。うわあ。まあもう今日は下山だけだ。うんこして6時30分出発。

雪は雨に変わっているが、雲海に浮かぶ荒川岳方面や長野県方面、幻想的だ。紅葉混じりなだけに。

 忘れていたが、紅葉は上の方でちゅうっくらいであり、まだまだである。

 厳しい下山。

 赤石小屋までは2時間ちょいだったが、そのあと膝(左)が痛んでくる。いつもの使いすぎ病。ストックで免荷重しつつフラフラしつつおりて12時30分椹島。

一つピークに立ったのはいいが、オレの南アルプス地図はどこもピストンの単線ばかりが川のように刻まれて、全然つながっていない。奥深いところ、つまり百間洞山の家や高山裏、熊ノ平などには全然つながっていないのである。

 しかし諦めていない、膝は痛がるならスローにすればいいのだ。

 まあ生きて帰ってきてよかった。