よる

しみじみ。
 年賀状をやっとかいてやっと投函したのでたいへんに満足感達成感がある。
 
 まあたった9通だけど。
 
 死なない人間はいない。でも「間に合わない」「駄目だ」と言うことはできないという状況。誰でもわかってると思うけど北朝鮮にいるらしい拉致された人を、家族が(親が)生きているうちに助けるということは不可能に近い、ほぼ不可能、9分9厘不可能。できない。なぜなら、相手がいることで、相手をコントロールできなければそれはできないから。
 なのに新政権はぜったいがんばるとかいうので無駄な希望がうまれる。
 ぜったいがんばるって、ただの意気込みじゃん。確実なルートもねえくせに。
 オレが阿呆な頭で考えるに、たとえば松原仁氏のような、北朝鮮にとって「厭なやつ」が拉致担当相であれば、まだなにか事態の打開を見つけることができる。リアクションがあるわけだから。
 
 昨日は車でロングドライブしていた(実家からの帰り)のでラジオをいろいろ聴くことができてよかった。
 おもに歌う声優三昧とDigを聴いている。
 Dig、元旦、火曜、ゲストに萱野さんと佐藤優さん。面白い。確実に面白い。佐藤さんみたいな人を民間人として外務大臣にむかえればいいのにねえ。外務省のやつらはきっとびっくりするだろう。
 覚えてることで気になったこととしては「古代ギリシアと現代ギリシアはまったく違う国といってもいい、現代ギリシアは欧州の奴らが人工的につくった国家でありオスマントルコなどのイスラムからの防波堤としてつくったもの、しかし固有の産業を持たせるのはまずいので観光だけしかできないようにしてある、あとはNATOで基地を置くことでそれに関連する補助金じゃぶじゃぶ」とか。
 あとは「結局日本がさきがけてバブル崩壊からの苦難の道がものすごく長くつづくことをしめした」「そして欧州のユーロバブルの崩壊、これは大変重要なもので簡単には立ち直れない」「アメリカにしても為替ダンピングでなんとかしようとしているが基本構造として金の殖やし方がもう存在しない」みたいな感じかなあ。
 つまり、だいたいにおいてもう世界はどんづまりということだ。
 
 でもそれは分かっていたことである。どっかで世界が「終わり」になって、また始まるのである。終わりというのは「帝国の終わり」ということだ。モンゴルポルトガルスペイン英国アメリカ。そこまで。
 中国は世界の覇者たりえない。なぜなら一人っ子政策のせいでこれから人口減少に入るからである。
 たぶんG20みたいなところが世界のなりゆきについてみんなできめる(国連ではない)というのが予想。
 でもインドみたいな、人口抑制しない世界もあるからなあ。
 ほんとにあそこには「人民」がいるし、みな、もう情報を知っているから、あのやつらみたいな生活水準をしてみたいなあと思っている。冷蔵庫、テレビ、車、洗濯機。
 はたして、洗濯するカースト、掃除するカースト、運転手というカーストは生き残れるのか。いや、カーストは公式には廃止されたんだっけ。
 
 もちろん日本には絶望しか残っていない。
 
 しかし最近になって改めて思うことがいくつかあり、
「中国人は、クレイジーなのだが、マジで自分たちが21世紀を支配するのだと思っている層がいる」
「アニメという文化が予想をこえて世界の本当に周縁まで隅々まで行きわたってその結果として共通言語としての日本語がありえる」
てなかんじか。
 
あと、記憶しておきたいこととしては、実家でカニを食ったのだが、いままでオレは蟹のことをそんなにうまくないものとして認識していたのだが、ちゃんと食べやすいように殻に切れ目を入れてから焼いて食うと、その香りとあいまってこんなにうまいものはない、というくらいうまい、寝食わすれていいくらいうまい、エクスタシー涅槃へダイヴ、って感じだったことをここに書いておきたい。2012は納豆、2013は蟹である。
 あと能登半島にいってカラスミ食べてみたい。さむいうちに。
 (追記・ いや、カラスミじゃないみたいだ。なんだっけ・・・内臓を取り出してきれいな三角形にして干して。。。。・・・・
 わかった!このこ、または「くちこ」だ!)