よる2

旅にでると真剣にテレビみたり読書したり。これはいかに自宅で集中が妨げられているかの、こと。環境。今回の民宿はドミトリーなのに客が2人しかいないので居間を自室のように使える。ひろい。静かで清潔。片付けられている。寛ぐ。なぜオレは自宅で寛げないのか。現実が近すぎるからか。
「春期限定」「夏期限定」2冊とも一気に勢いで読了。面白過ぎる。怖いし。怖すぎるともいえる。なんだこの化物みたいな人間は。すげえものに出会ってしまった感。
テレビ。eテレ、チョイス、認知症。最後の方で「周囲に認知症であることを打ち明ける、そしてヘルプしてもらう」というチョイスが出てきた。番組で取り上げていた認知症の発症の前後におけるチョイスには共通点がある。それは、本人が立ち向かう気になっているということと、周囲、妻でも職場でも自助グループでも、周囲が同じ方向を向いているということだ。元町長はMCIであるといわれプライドが傷ついたが、そこでいっちょ開き直り、それを認め、妻を悲しませないように、介護予防認知症予防のグループへの参加をはじめた。運動しながら課題をやる教室への参加をしている人もいる。比較的若年期のアルツハイマー病発症後でも、アリセプトとかのんだり、メモみたり、妻からヘルプされて頭を使うことを続けたりして認知機能の維持を続けている人、も、いる。すげえと思うが、条件としては気力と体力を維持できている群だ。体力は特に大事だろうなあ。運動が認知機能の維持に役立つ、は、裏返すと運動などできなくなる条件(疾病、疾患、痛み)があるからこそ認知症になるのである。動かない人のところに外からいい刺激はやってこない。テレビをボーっと見てるのは悪い受動。
 
などいろいろ脳が動く。

 旅はいい。自室で見るものとはすべてがちがう。