ゆう よる

帰宅。疲労困憊。しかしまだ生きている。
・今回の旅行
金があるといいことがある。資金潤沢。日程、余裕あり。
・しかし
体力、脚力、簡単にいうと「歩きまわるチカラと耐久性」、男女とも70代ともなれば衰えあって当然。中尊寺、「月見坂」けっこうきつい坂。歩く。高齢者にはきつい観光。そのあと毛越寺にいって大池を見ておおおおとなってももう気遣って歩く距離いけないので止め。
・それでも
平泉という地域の集客力。すげえわ。たしかに「きれいな」「荘厳な」「そしてうつくしい」ものをそろえている。頑張ってほしい。農業漁業以外のロクな産業のない岩手県としては観光資源はとても貴重。媚売るとしてもそれはそれ、わりきって頑張ってほしい。
中尊寺
いい区域であるが、うーん。ガラスで囲った金色堂は「見えるけど遠い」んである。「覆堂」はガラスごしではなくて見える。なんかリアル感がほしい。
それでも参道の途中でみえる北上川の流れる風景はいいものだ。
毛越寺
復興させた浄土庭園はすげえと思いますね。大池はいい池だ。
大沢温泉
花巻南温泉峡に移る。大沢温泉。いい温泉。株式会社。従業員いっぱいいる。サービス。次々とくる客。
たしかに温泉はいい。特定の効用がある。暖まる力がある。自炊部は安くとまれる。最近の自炊部はもう「本当の自炊」は少なくなっているのかもしれない。食堂で食事してるし。でもガスコンロはあるし自炊できますよ。マジでもう一回大沢温泉には行きたいし今度いったら次は自炊部に泊る。ええところじゃ。
・食事
大沢温泉で我々は山水閣に泊ったので夕食は部屋にフルコースが来るのである。給仕してくれる中居さんがいるのである。心付けという名のチップを払っていましたよ我々は。まあいいでしょう。富裕層。
肉(岩手牛)、魚(刺身)、豚(白金豚)、などなどおいしいね。
朝食はバイキング。おいしい。おねえさんがご飯(白米)を茶碗によそってくれる。けっして山盛りなどにはしないしとやかさ。
・昼、花巻、マルカンデパート6階大食堂
二回目の訪問。オレはここ好きですけどぜんぶもののボリュームが大きいですね。
今回はオレはナポリカツ(ナポリタンとトンカツ)をいただきました。おいしいおいしい。
それにしても普通の日曜に混むこと混むこと。花巻中のすべての人民が集っているがごとし。ウソですが。
・父
せっかちにもほどがある
・母
まあオレと同じABの水瓶だからしょうがないけど行動おかしいし言動もおかしい、オレもそう思われているんだと自覚することにする
・他人
マルカンの大食堂には老若男女すべてのサンプルが存在する。母と娘(小学生)の二人組みがおもしろかった。卓球の愛ちゃんのごとくの赤いポロシャツを着た娘。ラーメンをのろのろ食う。母にれんげをとってもらい、ありがとうと礼を言う。髪は後ろで縛っているので四角いオデコがフルオープンである。
老人男性一人客、マルカンに来る。食う。食事を。ゆっくり。
30~40代らしい女性とその母らしき人の二人組。名物ソフトクリームをくう。
なんにせよここはまだ「いろんな人がいる」。じじいがいる。じじいが公共の場にいることは少ない(じじいは多くの場合とじこもりがちである)が、ここにはいる。花巻の奇跡。