全然こんな時間に書くことじゃないんだが、昨日銭湯で読んで、今朝になっても鮮明に覚えているので。何をというとジャンプが。ジャンプを読むときには3つしか読まない私だが。ちなみに銭湯においてあるのは1週おくれでたしか9号を読んだ。ネウロ。警戒すること、それが美容師に対しての場合。床屋もそうだが刃物を持った者に身を任すのは確かにこわいのう。そういう映画あったね。いつもネウロの敵は個性的。今回刃物マン。はさみマン。シザーハンズじゃなくてシザーフェイス。デスノ。かわいそうな相沢さん。余計なことをするなと言われて。それにしても、ニアだけが、キラに「圧倒的な負け」を提示できる上で、圧倒的に負けないかぎりキラ行動を止めないというのは、要は「神と神の戦い」なのか。人は出てくるなといいたいのか。メロは最近どこにいるのか。
あと最大の(多分感動だと思う)できごとがH×H。王。名前にこだわるのはやめて、暴力という圧倒的な「能力」でいくことにした王。名前あるんだけどね女王がつけてくれた。さてその王だが、本当に圧倒的に暴力があって誰にも負けないのであれば、自分から誰かを殺しにいったりはしないのではないか。あの女を。名前なんだっけ。王が問うたんだ、自分から。あの女が鴉におそわれているのを助けたのはなんでか。自分から殺しにいったのに。それは「殺す」と自分にいいきかせることでとりあえずあの女のところへ行くという行動が転がりだすからではないか。 王は人間ではない(キメラアント)が、人間の行動をこれまでの歴史が見続けたところによれば、人間は必死で「あることを知らないままでいようとする」のだそうだ。あるところをぽっかり空けたまま、そのままでいようとする。そこのところを「知らない」ことを、そのこと自体を知らない。不知の不知。そのままでいようとする。なぜか。もし、そのことを知らないことを知ってしまったら、ではその欠けたところを埋めなくてはと思ってしまう。王が、なぜ自分があの女を殺せないかを知ってしまったら王としては終わりである。一人でも、虫けら人間どものなかに、殺せない者がいたらもう終わりである。あの女が覚醒したように王もまた真に覚醒しようとしているのか。実は8号で王が自分を悔いていたりするのではないかと私もまたちょっと不覚にも思ってしまった者であった。でも別に悔いてなくてよかった。しかし。王は最後まであの女には勝てないのではないか。どういう結末をつけようとするのか。楽しみだ。あと、「円を解いたことがあるその理由は、王が王自身を傷つけたことがありその治療のためだ」という結論を導きだすための演繹的推理ー演繹的だろうか。帰納的ではないのか。帰納とすれば「その結論は蓋然(がいぜん)的な確かさしかもたない」のだが。フロムエキサイト辞書。個々の特殊な前提から。結論を帰納的に導きだす。うーんデスノで出てくるたくさんの「なんだかわかったようなわからんような考え方の導き方」と比較して、この「円を解いた理由」の推理は明晰さで上だと言いたかっただけなのに自分に宿題ができてしまった、朝から。