学校がえりに電車で90分でわかるフーコーを読む。さすがに短い。すぐ終わった。さてこの著作では、割とフーコーが批判されている。考えがすぐに極端にいきすぎるとか、説明が包括的でないとか。まあそんなのどうでもいいことかもしれない。考えに穴があるかどうかはどうでもいい。どういう問いを立てたかが問題だ。あと、フーコーの同性愛がかなり詳しく書かれている。あとSM好きだった面と。同性愛はともかく、SMが好きだということが明白になってる有名人ってそんなに知らない。やってそう、というのならともかく、「やってます、やってました」というのは。ところでこの本に書いてあったのだがほんまにスピノザも同性愛者だったんですかね。気になる。まあ。
本当に正直に申しまして。貶す意図は全くないし、おかしいとか変とか言う気もまるでないのだが、「男で同性を好きになり愛する」気持ちについて想像力をはたらかせることができない。私にとっては不都合の方が大き過ぎるのである。まあ好きになってしまう人はふつう不都合なんてもともと考えないか。えっとそういうわけで不思議なのである。女性同士の同性愛は、そもそも自分が女性ではないので、そこからして「わからない」分野に入るし、入るがしかし、想像できないことはない。レズ描写で、体感として気持ちよかったのは「微熱狼少女」である。男性同性愛をフィクションでマジ体感するのは無理だ多分。私には。
で。まあいいか。友愛だ広く言えば。