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をじっくり読むのも当直の朝ならでは。
いじめの記事をよむ。池澤夏樹が「原因は加害者にあるのに」「閉鎖空間(が、覆い隠す)」と。
閉鎖空間が地獄なのは多分2割くらいの人しか賛成しないのではなかろうか。これは事実関係の問題ではなく、認識の問題。あまりに適応している者はその場面の問題点なぞ見えないし、あまりにふてきおうな者は自分から問題が見えないように目をつむって生き延びる。見えると気分的にいつも苦しいので、いつもだと窒息したりするし。
さて加害者は不安でしかも少し欺き操作に不得手なやつでーー
いや加害者はどうでもいい。
いじめ問題があるたびにオレが思うのはまず逃げるべきだと思うってことで。その場から、引っ越し。履歴なんかどうにでもなるし高卒資格なんか後回しで手に入れられる。
どこでもいけばいいとおもう。
繰り返しかもしれないが、20代のころにインドネシアでうろうろしてたときに、白人の父娘が同じ乗り合いタクシーにのっていて、父は盲目というか視覚障害で娘は小学生だった。旅それ自体がけっこうハードなところにきて、なんで小学生がここに?と思っていたが、べつに小学生だから必ずしも学校に通っていないと罪ということもない。父が教育してやればいいんである。
べつにその父に詳しくインタビューした訳でもないので、この話はここまでである。
でも空間は閉鎖じゃないべきと思うのである。あかつきは金星まで行っておるし、地球もひろいのである。学校なんかただの人のきめた縄張りである。逃げるが勝ちである。オレは中学から親の転勤で逃げられて本当によかったとおもっている。このへんまた別項で。