さて。
宴会も終わったので松本のまちを散策にいってきた。夜の。
バーの街ということで、下調べ(宴会でとなりの人にきいたり)してから出発。まえから興味あった。バーというものに。
松本は確かに、比較的夜の街をふらふらする人のいる方の街だ。ここらあたりでは。
バーとかもいろいろある。
蔵づくりの重厚なところがパルコのまわりに点々としている。蔵って重そうだ。
その中のひとつのたてもの、
MAIN BAR COAT に行く。蔵の2F。
正直ちゃんとしたバーに行くのははじめてなので(しかもひとり)緊張する。
しかし丁寧なバーテンさんが丁重に迎えてくれた。
ひとりでもカウンターに落ち着ける。
暗さ。シガーの香り。木のカウンター。
ジントニック飲んでぼやーっとしている。
バーテンダーさんは丁寧でかつちょっとだけ話かけてくれそのあとは放っておいてくれる。
落ち着く。
ずらりならぶ瓶のラベルみているだけでおもしろい。眼の前でつぎつぎつくられていくカクテルその他。氷を整える作業。
となりのカップルの会話が普通にきこえてくる(別に集中して聞いてるわけじゃなく)。
なんとなく背景がわかる。
となりに一人の客がくる。
この人も静かにぼーっとしている。
お通しをおいしくたべる。(焼きミネストローネ)。
小一時間落ち着いたので引き上げる。チャージとあわせても1600円。妥当。
なにより、こういう小さい重厚なバーがあってしかもすごく賑わっているだけの客が来ているところが重要。客が、こういうところをこのんでいる、そういう人がいる。居酒屋じゃなくて。焼き鳥屋じゃなくて。ラーメン店でもなく。バー。
いやオレがそういうちゃんとした大人のところに憧れてるだけかもしれない。
でも今度行く時は二人以上でいきたいなあ。
あと忘れそうだが今夜の宴会で会話したことメモ・
小さい病院は小さくて大変である。従業員高齢化すすみ給料だけ高くて経営を圧迫、しかしやめないでしがみついているので、もう良くなる要素がない。
大きい病院でも本当の急性期でどんどん患者が入れ替わりであっというまで、一人に時間をかけたいと思ってもなかなかそうもいかない(いったん時間をかけると、そのあとで、患者増加したときにその人の時間を短くすると、なんで短くなるんだと苦情が出る、ので、あらかじめ弾力的にシフトを組んでおく必要がある。ので上に余裕をもたせておくために、最大限の稼ぎというわけにはいかなくなる。)
どこもいろいろ苦労しているのである。
選択と集中というけれども、なかなか現実に利益最大化を実現するのは、たいへんな苦労があるのである。
まあしかしそういう中でもどこもがんばっているのである。
緩和ケアという分野もある。いわゆるターミナルである。
それをするのはいいが、なかなかオーダーが、ぎりぎりにならないと出てこない、ぎりぎりなので十分に傾聴する時間もなく、終わりになってしまう。
そもそもが、「あんたはターミナルであと何日」と告知しないかぎり、緩和目的のケアに舵をきることできないが、ターミナル告知を望まない本人や家族もいる。
というような話をしていただいてよかったメモ。
バーはいいよバー。写真とってきたがはずかしいのでのせない。
あと、カウンターで一人で酒のみながらXperiaぽちぽちついいとするのも失礼なような気がしたのでしなかった。そうじゃない?