帰宅

今回は渋滞地獄だった。
 
しかし思うのは海というのは全部で海ということだ。車の駐車場、浜まわりの食堂、うろうろする人々、老若男女。そして山、みどり、船。白波。蝉の声、エンジン音、エンジンの振動、空気、石だらけの浜。満潮になすすべもなく波に洗われる海水浴客たち。
 
 今回は自分が意外と泳げることを発見した。海の波に洗われる中でどのくらい自分の行きたいところへ向かって泳いでいけるかと思ったが、けっこういける。でもこういう慢心が怖いのである。
 まあ、それでもお魚さんたちがたくさんいたからよし。水は冷たい。泳いでいると冷たいのと暖かいのがまだらにある。
 
 ウェットスーツが欲しくなる。
 
 またカレーくって、潜り泳ぎ、波に遊ばれ、波のパワーには人間など全然かなわないと思い(軍手を1つさらわれた。)、切り上げて帰宅の途についた。12:47には中木を出たのだ。
 しかしまず天城越えがけっこうトロ車に眠気を誘われるのである。
 三島に出てから1号線そして沼津バイパスはものすごく渋滞しておる。
 やっと東名に出て御殿場へ。
 御殿場におりると、須走に向かう道は殆どまったく車が停止していて動いていない。
 
 交通情報では河口湖あたりの渋滞とか中央道の渋滞を報じている。
 路線変更して富士宮にまわって精進湖経由甲府南から中央道をめざす。
 そして結果として帰宅まで(浜から)ざっと8時間であった。つかれた。駒門PA以外で休憩してないぞ。
 
 それにしても石だらけの浜で落ち着くにはやっぱビーチチェアみたいなものが必要だな・・
 
 今回の土日はラジオに恵まれた。
 まず土曜、永六輔土曜ワイドラジオ東京。録音してきく。raziko には本家のradiko v2アプリが必要になったのね。まむちゃんがマエタケさんを惜しんでいた。しかしこの番組は注意が必要。権威みたいな人が出てるからなんでもいいかと思えば、たまに外れも流していて、うっかりきけない。
 土曜の夕方はまずNHK−FMにて。熊倉先生がうたうゲゲゲのうたを聴く。すばらしい。そして「山下達郎三昧」だって?本日情報解禁とのこと。びっくりした。
 そしてJwaveでしょこたんdocomo、リミックス族。ふーん鳥の巣ね・・・
 思ってもみない方向だった。巣は全部本能。オリジナルは、ない。
 土曜の夜は適当にオッキー・タイテムとか聴いていた。
 日曜。夕方の渋滞の中でLFにて鶴瓶のラジオ聴いてたら、山下達郎と語り合ってるではないかい。すげえ。
 タツローは、「もはやライブで稼ぐしかない」と言っていた。つまりCDという「記録媒体の売上」では食っていけないのである。
 あと、「ライブの記録媒体は一切販売していない」とも言っていた。これはタツローと鶴瓶の共通点である。
 
 ううむ。
 
 あとはJでクリステルさんのサウジ・サウダージを聴いてしんみりしてからロバート・ハリス先生による語り。「遠い太鼓」村上春樹著。ハリス先生が激推ししていた。当然である。日本人による「旅行・滞在記」の中でベスト1だと思う、古今東西
 あとドライブにつきあっていたモデルの人の語りもなかなかよかった。旅で予定たてないとか、読み終わって本がないのが不安なのでつい多目に本をもっていくとか、そういうくせが好きです。
 
 しかしね。伊豆に通うということは首都圏のやつらがいったり帰ったりのサイクルに巻き込まれるということがわかり、さらに静岡県民が車社会に追いつかない渋滞地獄を体感しているのに巻き込まれたりするということがわかった。
 ドライブ的には長野県は天国である。
 山いって登って降りて、ドライブして帰る。渋滞はどこにもない。
 
 まあ登山は海水浴に比べたらマイナー娯楽ですしね・・