明日

沼津宿の予約完了。
 民宿というのは一人客をとりたがらないところであり、そういう意味で、オレは泊れないのである。
 まあ不可能じゃないけど。
 
 世の中はいろいろ不自由もあるがまあどうでもいいわ。
 
 いま家の部屋の窓の外が夕闇と夕焼の混ざったところでたいへんに美しいが、カメラに収まるような色調ではないので、描写すると、蓼科山の上の方が雲にかくれており、その雲は全体に空をだいたい覆っているが、軽いので夕方の太陽に照らされて茜色をつくっていて、そのために空気全体が茜色になっているので目の前の畑も雑木林も、すべてが茜色に塗りつくされていて、あそこに出ていったらオレのその色の染まる一部になるだろう。