よる

職場で「診療報酬改定」の解釈を間違えていたことにきづきあわてる。
 
 くだらない。こんなことで仕事が増えるなど。と思っている。くだらない。
 くだらないが現状それを投げ捨てられないのである。
 
 結局医療福祉分野は行政が金を配分しておりその配分方法をこまかくいつも切り刻んで変えて現場を混乱させ、税金のゆくさきはどこへ。
 
 金は関係なく、なにか、他人へのなにかプラスを与えることができたならばそのことには意味があるということもできるが、
 金がなければしんでしまう。
 
 じっさい、医療を食いつぶしているのは誰なのか、だいたい分かっているけど、
 医療保険制度そのものがもともと不公平なのは事実である。健康な人は保険料を払うばかりでベネフィットを受けない。潜在的リスクにそなえているといえば聞こえはいいが、結果としてはなんもない。
 適正な「医療」による「治癒」を得ることを必要としている人はいるが、
 
 そもそもの値段付けが、保険なしでは「そんな額ぜったい払えない!」くらいの高額なのである。
 
 なんかそこからしておかしいような気がするのである。
 薬、医療材料、その他。
 
 サービスにどのくらいの値段をつけるか、それを決めるのがサービス提供者ではなくて国であるという時点で、値段をきめられないようなところに勤めるのは公務員だけだってことをちょっと思う。
 
 そんなところにのぞんで就職してきたのがオレ自身だということでちょっとおちこむ。
 そんなときには「しかし、この医療福祉のサービスを必要としている人もいる」ということを考える。
 しかしそののぞみの綱が、「いや、実は、そんなに必要としてないんだよ」とも思えてさらに崖っぷちということもある。
 
 必要あるなしとは関係なく、弱っている人にはよりそうべき人が必要だとは思うし、それが根本的な医療福祉のシステムの思想なんじゃないかとは思う、ちょっと弱い根拠で。
 
 このようにただモテないおっさんであるだけではなく仕事にまで疑念がはさまる後厄なのである。